葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タス

  • 170人登録
  • 3.52評価
    • (2)
    • (26)
    • (27)
    • (1)
    • (0)
  • 36レビュー
著者 : 森晶麿
  • 河出書房新社 (2015年10月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309024158

葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タスの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 実に面白い設定。

    「葬儀屋」ではなく、「葬偽屋」。

    自分の死後の反応を見たいという人のため、偽の葬儀を行う殺生歩武(せっしょうあゆむ)。

    保険調査員だった高橋セレナは、仕事をしくじったり、家族のトラブルを抱えたり、さらに追い打ちをかけるよう、恋人を事故でなくしてしまう。

    セレナは絶望の中、歩道橋から飛び降りて死のうとする。それを止めたのが歩武だった。彼はセレナに「四カ月間、おまえの命、俺に預けてみろ」と声をかける。

    セレナの葬偽屋としての日々が始まる。

    5つの偽儀が描かれる作品。

    死に向き合うことは生を見つめること。死を意識し生を語る。

    一見、軽めのミステリーだが、テーマはなかなかに重い。
    だが、重いばかりではなく、未来に光が感じられる結末だった。

  • 依頼を受けて、偽の葬儀をおこなう<葬偽屋>。
    死を考えていたセレナは殺生歩武に拾われて、四ヵ月間、彼に命を預けながら<葬偽屋>の仕事を手伝うことに。
    けれど、<葬偽屋>を訪ねる人々は誰しも複雑な事情をかかえていて……?

    死と近しい話だが、割とあっさりしている。
    ミスリードもわかりやすく、セレナの一人称にツッコミを入れたくなることもしばしば。
    悪くなかったけど、著者の他の作品のほうが楽しめたかな。

  • 偽シリーズなんですかねぇ?
    サクッと読めました。
    ストーリーはおもしろいけど、2人をラブ方面に持っていかなくてもよかったんじゃないかと思います。
    出会い方から2人とも気持ちが傾くまでのこともよくわからない。

    2017.6.9

  • 葬儀ではなく、葬偽なので、偽の葬式を金にがめついお坊さんと、死体を作る喫茶店マスターと、彼に先立たれ自殺志願者が協力し、執り行います。依頼人はさまざまな思いをかかえてやってくるので、鋭い歩武でも最終的に思いもよらない結果になることもしばしば。4ヶ月働くことになったセレナ嬢は巻き込まれながらだんだんと歩武を意識しだして、によによします。続きがあってもよいのではという少しあっさり目な終わり、ヴァニタス風味?でした。

  • 2016年12月10日読了。
    これ面白い!図像の話も全部実在の絵だし。
    キャラも好きだけど、関係性がなあ……。

  • 最低親と失業の結果、自殺を考えていた時に
    拾われた男の元で謎な仕事を始める女性が主人公。

    恋愛要素は最後の方で出てくるけど、
    それよりも何よりも、執着女怖い…苦笑

  • 生前葬儀ではなくて、偽の葬儀を行ってくれる葬偽やさん。いろいろ話も繋がっていて面白かったです。

  • 謎多き人物なはずなのにどこかミステリアスに見えない歩武。破戒僧とも言い難い。それもまた偽りなのか……?

    砂時計のところで、前に大学の学科の先生が「ショッキングな記憶であっても、だんだん自分の中で咀嚼されて、解釈されて、こなされていくものだから、本当はそのままにしてはいけない」と言っていたことを思い出した。
    自分も、母方祖父が突然亡くなった時はやっぱり呑み込めないものがあった。あれからもう4年たつが未だに飲み込めないものもある。もう少し、砂時計をひっくり返し続けてみようと思う。

  • 葬偽屋さんのお話。
    続編読みたくなります。

  • 黒猫シリーズでファンになった森晶麿さん。
    イメージが鮮明に浮かんでくる描写力。好きです。
    人間、死ぬ気でいれば愛人役もキャバ嬢役もこなせるものなのだなぁ…。

全36件中 1 - 10件を表示

葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タスのその他の作品

森晶麿の作品

葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タスはこんな本です

葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タスを本棚に登録しているひと

葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タスを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タスを本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする