心: 個人完訳 小泉八雲コレクション

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309024349

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  • ラフカディオ・ハーン。小泉八雲の『心』を平川祐弘氏が
    訳した本。明治の日本。西洋一辺倒から日本回帰へ
    現代の価値観でいうと右翼や国粋主義的な論調もありますが
    そのころの空気や、捻じ曲げられることのない根幹としての
    主体性や日本人の矜持としては、必要な心であり考えかた
    であろうと思います。
    また、小泉氏との交流から雨森信成氏の半生とその哲学、
    英語での日本(人)論。と日本回帰。保守主義。
    面白い内容であったと思います。

    停車場にて
    日本文明の真髄
    門づけ
    旅日記から
    阿弥陀寺の比丘尼
    戦後に

    趨勢一瞥
    業の力
    ある保守主義者
    神々の黄昏
    前世の概念
    コレラの流行期に
    祖先崇拝についての若干の考察
    君子

    の15編
    と解説と論考

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著者プロフィール

(1850年-1904年)ギリシア生まれ。作家。ラフカディオ=ハーン。1869年アメリカへ渡り、新聞記者に。ハーパー社の通信員として、1890年4月4日来日。島根県松江尋常中学校へ英語教師として赴任。1890年12月、小泉節子と結婚、日本に帰化し、小泉八雲と名をあらためた。節子夫人から聞く日本につたわる話を集め、工夫をこらして物語にし、『Kotto(骨董)』『kwaidan(怪談)』などの本にまとめた。

「2008年 『耳なし芳一・雪女 新装版-八雲 怪談傑作集-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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