- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309024752
感想・レビュー・書評
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中々面白い設定でとても面白かったです。
夢や理想を持つことはいいことですが、それを目指し続けるというのは並大抵のことではないですよね。この本に描かれている登場人物の方々には頭が下がります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気分がのるまでにちょっと時間がかかったけど、結局とても楽しんで読めた。スーツアクターって、勝手にヒーロー側と思ってたら怪獣だったから…。怪獣ものの特撮はよくわからないので、舞台裏部分にはイマイチ興味が持てなかったけど、ミステリーとして楽しめた。表紙って、椛島と太田?読み始めたイメージとイマイチ合わなくて、人物像がつかみにくかった。色々書いたけど面白かったので続編が出ればぜひ読みたい
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スーツアクターという特撮等のきぐるみを着て演技をする俳優が現場で起きる事件を解決するお話。
短編集。
作者の趣味なのかわかりませんが内容の8割がた特撮(怪獣映画など)に対する熱い想いでつづられております。
なので・・・・全く興味のない自分は半分で脱落。
読み切ることはできず・・・。 -
「いや、俺は怪獣しかやらない。怪獣がやりたくて、この世界に入ったんだから」
(P.13) -
あるアクシデントで着ぐるみを着られなくってしまったスーツアクター椛島は、そのアクシデントで知り合った太田を自分の代わりにアシストすることになりました。私は男兄弟も息子もおらず怪獣にほとんど縁がなかったので、あれを着てアクションを起こすということがどれほど大変なことなのか今回初めて知りました。彼らはいくつかの事件に巻き込まれ、解決のために頑張ります。残念ながらそれらの事件があまり気分のいいものでなく、読後感もすっきりしません。いい味出してる脇キャラもいたので勿体なかったです。是非彼がまた怪獣に入る続編を!
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2019.01.27
大倉崇裕の作品を続けて3冊。偶然手に取ったものだけど、面白かった。スーツアクターに魅力を感じる人が沢山いるというのも、全く知りもしなかった。ディズニーなんかはそうなのだろうか?昨年の暮れ、訴えがあったけど、やはり過酷な仕事なんだなあ。事件解決の発想が素晴らしいと思った。 -
スーツアクター、つまり、変身ヒーローや怪獣の着ぐるみに入って演じる役者のことだが、ヒーローではなく、怪獣のスーツアクターを目指す男とその相棒のストーリー。
椛島は、怪獣ショーの撮影中に事故にまきこまれ、命を落としかける。そのトラウマで、スーツが着られなくなるのだが、スーツアクターをやめられない。
彼は、自分を救ってくれた作業員の太田のたぐいまれな運動能力と体力に目を付け、彼とコンビを組んで、アクターの仕事をこなしていく。
その中で、映画撮影の現場で起きるさまざまな謎に首を突っ込まざるをえなくなるのだ。
太田を好きでいながら、その素質に嫉妬を抱く椛島の屈折した心が悲しく、切ない。
椛島の今後をもう少し見てみたい気がする。 -
【図書館・初読・6月10日読了】
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スーツアクターとは怪獣やヒーロー、怪人などの着ぐるみ、スーツに入って演技する人のこと。初めて知った言葉である。
スーツアクターを目指すも事故のトラウマで着ぐるみに入れなくなった樺島は、天才的な演技力を持ちながら自覚のない天然ボケの太田のマネージャーのような形で撮影現場に出入りすることになり、そこで起こるさまざまな事件に関わる羽目に…
監督、アクター、マニアなどそれぞれ一癖ある人々揃いで、でもみんな怪獣映画を愛する情熱は人一倍。
ミステリ的な謎は小粒だが、それよりも着ぐるみの中の人目線の話なのでお仕事小説として面白かった。