きみの言い訳は最高の芸術

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著者 : 最果タヒ
  • 河出書房新社 (2016年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025124

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きみの言い訳は最高の芸術の感想・レビュー・書評

  • 詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が映画化の詩人さんです。興味があったので予約。詩人ってあこがれたけど、世界を少し違う視点で見ることができる人があの圧縮した世界を作れるんだろうな思った。

  • 最果さんは詩をはじめて読んだとき、こんなに壊れそうな言葉を並べる人がいるのかと衝撃を受けたひと。エッセイにも詩のような独特のリズムがあって、思ってもあえて言わないようなことを書いてくれていて、それが心を慰めたりはらはらさせたりするんだ。

  • 最果タヒさんの詩集は読んできたのですが、エッセイに接するのは初めてです。なんだか、生きていていいんだ、と思えました。最近の自分の性格の悪さに自己嫌悪に陥っているのですが、タヒさんのひりひりする言葉にほっとしました。タヒさんの言葉は真摯です。冷たいようで、優しさも感じます。そして潔いです。強いな。わたしもそんな強さを持ちたいです。詩集とエッセイと読んだので、小説も読んでいきたいです。

  • 他者とは分かり合えないことが当たり前。
    分かり合えることの方が気持ち悪い。
    どんな人であるかより、そこにいる人が愛おしい。

    言ってることは至極正しいし、非常に共感できる部分もあるのに、同時にものすごく反発したくなる。
    心をかき乱されて、とても不快。でも、読了。

    心をボコボコに殴られた気分。
    「自分も痛いけど、相手の手も痛いだろうな」って時のあの気分になりました。

    多分、もう少し時間が経たないと、この人の他の作品には手を出せない。
    いろんなことを受け容れられない自分の小ささと真正面から向き合わされるからかもしれない。

  • さくさく読み進められるようで、中々そうもいかない。言葉がやっぱり踊りながら漂っている感じ。なんて言ったらいいんだろう?
    自分が若い事をきちんと把握している感じ

  • 痕跡ひとつふたつ。書けば残るけど過去のこと。
    それなら未来のことを描ければいいのだけど。
    今から未来への言葉が出なくなって逸久しい。
    代わりに仄かに伝えて貰えるひとがいるからか。
    未来に残す言葉は、未来を生きるものに。
    ちゃんと伝えられるかは、まだわからないけど。

  • 孤独をしっかりと自覚しているのに、寒くも暑くもならない人。どんな風に喋るんだろう。気になる。作者は自分に興味を持ってほしくなさそうだけど……。

    宇多田ヒカルのこと書いてたりアイドルのこと書いてたり、けっこう平凡な話もあるんだけど、帯にもあるとおり、宇宙人みたいだなあと思いながら読んだ。ぜんぜん甘くない。

  • 2017年1月3日読了。

  • 詩人・最果タヒ氏のエッセイ…というかブログをまとめたもの(一部雑誌掲載のものもあり)。
    やはり詩人らしく、言葉というものに対しての見解が独特のもので、特にネット黎明期と思春期が一致したことで、そもそも読んでもらうこと前提でないと文章が書けないという件など、なかなか興味深かった。他にも人間関係について(友達は必要ない)や、これも言葉に関係するがネット上に文章を書くことは自分というキャラクターのコンテンツを作ること…など、他の人とは違った世界の見方をしていることが伺えて面白い。
    詩集も読んでみようと思う。

  • この方、作家さんと認識してましたが、実は詩人なんですね。
    この本がポエトリーかというとそうではありませんが、人が表現しきれないようなもの、例えば「ん~、何ていうんだろう」と一般人が説明に困ってしまう様を的確に言葉で表現できる方であり、その時点で言葉が豊富なんでしょう。
    少し、あまのじゃく的なところアリ、ひねくれたような言い訳アリ、ですが、それもこの方の魅力の一部です。

    曖昧な感覚を的確に説明されてしまうと、とても納得してしまうし、共感してしまう。

    きっとこの方、頭のイイ方だと思います。

  • 「友達はいらない」「宇多田ヒカルのこと」「最初が最高系」「不適切な言葉が入力されています」他、著者厳選の45本を収録! “最果タヒの詩が好き! "“最果タヒの小説が好き! "な人はもちろん、“最果タヒって気になっている…"や“最果タヒって何者?"な読者まで是非手に取ってもらいたい一冊! ! !

    するっと読めそうと思ったのだけど,結構時間がかかった。
    すごく共感できるところと,意味を理解するのが大変なところとがって,ようやく読了。

  • こんなにも肯定してくれる本があるのか。
    自分の黒いと思っていた内面を「だからなに?」と浄化してくれるとは。
    友達もいらないし人間関係めんどくさいしでも生きてるしたまには構ってほしいし。そんな本。
    タヒさんに「君は自由だ好きに生きろ。まぁ生きようが死のうがわたしは関係ないし、世界にも関係ないね」と突きつけらた気分。

  • どうして、他の人たちにはわかってるようなことが、自分にわからないんだろう。
    そんなことに苦しむのに、少しだけ飽きさせてくれる本でした。

  • タヒが恋敵でなくてよかった。惨敗する。わたしも好きだから悔しがれない。なんか、でも、しゃべりすぎている印象。少ない言葉で潔い人に憧れている。わたしは、誤解されるのがこわいから、わかってほしいと思うとついついいっぱい説明しちゃう。

  • 著者は詩・小説・エッセイと様々な形態の文章を発表しているが、なかでもこのエッセイの語り口が自分に合っていると感じた。

  • エッセイっていうジャンルは、さくらももこさんのエッセイしか読んだことがなかったので、日常の出来事を著者それぞれの切り口で書いてあるものだと思っていた。だから、この本は最初からわりと面食らった。
    最果タヒさんが、何をしたかは全く書いていない。最果さんの頭の中でその時々で思ったことを覗き見しているようなエッセイ。
    頭の中で色々考えてて、なんか我ながらいいこと考えてるな、って思う瞬間あると思うんですけど、それを目の当たりにしている感じ。

    大人になって色々考えて、考えても他人がわからなくて、上手く行かせるために迎合しようと自分の気持ちを抑えたり、苦しい思いをなかったことにしようとするシーンが私の人生でよくあるんですけど、そのままでいいんだなと思えました。
    嫌なら嫌でいい。

    生きてますし。

    そんな風に思えました。感謝。たまに手に取る本になります。

    詩も読んでみたい。

  • 「さみしい」という感情に、だれかがそばにいるかいないか、なんていうのはたぶん、まったく関係がない。


    ずっと行ってみたいなと思って、気になってフォローしている6次元のナカムラクニオさんのツイートで流れてきた帯の文言に惹かれて、あわてて本屋さんに買いに行った1冊。

    恥ずかしながら最果タヒさんの詩を読んだことがなかったので、エッセイと並行して、詩集も読んだ。どっちかといえば、ヒリヒリ、ドロドロした感情が、平然とつづられているという印象なのだけど、ときどきハッとさせられたりする。その理由は、エッセイに書いてあった。

            

  • 痺れるタイトル。これはエッセイなのか、エッセイではあるが、能動的でない。外で見た、感じたことを、おもしろおかしく書いているわけではない。詩人最果タヒという独特なフィルターを通して見た世界。確かに最果タヒの言葉だろうけど、カメラのフィルターのように、あると意識しなければ見えない。人というものは、世界は矛盾で非合理的であるからこそ、おもしろく愛おしいものだろう。表紙の絵はとんぼせんせいです。三本の線だけで世界を浸食するイメージハッカー。最果タヒは言葉で世界を浸食するリリカルハッカー。

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