成功者K

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著者 : 羽田圭介
  • 河出書房新社 (2017年3月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025513

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成功者Kの感想・レビュー・書評

  • どう考えても著者の羽田圭介自身がモデルなわけだけど、テレビの裏側ってこんな感じなの?こんなことまで書いちゃっていいの!?と感じた読者こそまさに小説内で描かれるテレビを真実と信じる視聴者になっているというメタ構図。これってSNS時代には規模は違えど誰にでも起きる話だと思う。怖いな…

  • 実話のようで、全部嘘?
    よくわからないまま、一気に読んでしまった。

  • 芥川賞決定後テレビに出まくっているのはこの本の仕込みのため?私小説のようで、実は大いなるスパイスを振りかけているのは羽田流でしょうか。多少おなかいっぱい状態になり、途中飛ばし読みしてしまいました。

  • 読了せず。
    Kさんの話芸が合うか合わないかで、すべてが決まるタイトさな気がする。
    私が女性だからKさんを気持ち悪いと思うのか、誰から見ても気持ち悪いのか、どちらなんだろう。

  • 一体、どこまでが現実でどこからが虚構? 最後はまるで「世にも奇妙な物語」。
    羽田さんの手のひらの上でコロコロと転がされてる感じが可笑しくて、面白かったというより私は楽しかった。

  • こんな作品しか書けない方ではないと思いますが。お暇な方はどうぞ。

  • 本当であろう羽田さんの現実に、羽田さんの願望希望が織り交ぜられ、結局は全て夢だったように無かったかのような終わり方。
    成功者という題名は、そんなものはいないのだということか。
    本業会は出版社が強い事になっている。そうなのか?

  •  売れない作家であったKが、芥川賞受賞。
     それをきっかけに生活が激変する。著者の自伝的小説。あくまで小説。

     成功しだしてからの成功者Kの成功っぷり、人生の勝ち組っぷりに一般人のオイラには腹立たしく、はよ落伍者Kになれと黒い心で読んでおりました。
     たぶんこの小説が悪いわけではなく、オイラの心が黒いだけですごめんなさい。

  • 芥川賞受賞、多大なる成功を収めた成功者K、世を忍ぶ仮の姿、ファンとの性行、無名時代の彼女との分かれ、新恋人の女優、本当の顔、ストーカー、全国セックスツアー、途轍もなくデカい、成功は自己コントロールなのか偶然なのか、現実を書き換えられてしまっている、そのまま書けばフィクションになる…記憶に新しいシーンもあって現実と虚構の区別がしにくくなる。成功者Kは性交者K。

  • 結局のところ何が言いたかったのかよくわからなかった。タイトルが面白かったので作者の穿った視点からみた芸能界や芥川賞の後日談など、どんな風に表現するのだろうかと期待して読んでみた。が、さしてひねりのない芸能界の裏側や下世話な話、やたらに出てくるあまり上手いとは思えない雑な性描写。全体的に滑稽ではあったがそれが面白いとは思えず・・・結局のところ、成功者K自身が何を言いたかったのか自分には伝わってこなかった。

  • 請求記号:913.6/Had
    資料ID:50086326
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 2017/04/29
    移動中

    入れ子構造なのか、夢オチなのか、どこへ持っていくのか、期待しつつ読める、その露出効果は面白い。

  • 芥川賞を受賞して有名になりテレビに出るうちに、素の自分・自然な自分がわからなくなるK。終盤、Kの妄想と現実の境目がぼんやりしてきて、なんとなくフワフワして終わった。

  • 『スクラップ エンド ビルド』面白かったので、この本もとても期待していました。最初から中盤までは楽しんで読みました。でも、最後の6分の1を残してギブアップしました。
    フィクションだと思いつつ、読んでいると羽田さんの顔が浮かんで来てしまったのと、性交のくだりと主人公の語りの繰り返しで、「もうお腹いっぱいです」となりました。

    最後まで読まないと何とも言えませんが。

  • 初めてだ、羽田さんの小説読むの!
    ほんとオモチロイなこの人。受賞作とゾンビのヤツも読もう。

  • 初出 2017年「文藝」

    2015年の芥川賞受賞作家による、芥川賞を受賞した作家が自らを”成功”者と位置づけ、テレビに出まくって、好みの女性ファンと次々に”性交”するという”私小説風”の作品。
    おそらくはテレビのバラエティ番組の作りを思い切り揶揄しているのだろう。

    作品中でも自らの顔を表紙にする『成功者K』を執筆するのだが、最後が「実は幻だった」的な展開で意表を突かれた。

  • 著者自身をモデルにしたキワモノ小説と呼ぶことが出来ましょう。
    芥川賞を受賞した「成功者K」は、テレビに出まくり、芸能人やファンの女性たちとセックス三昧の日々を送ります。
    著者も芥川賞受賞後にテレビに出まくっていましたから、「セックス三昧も事実なのだろうか」と読者はのぞき趣味のような心境でページを繰ることになります。
    週刊文春によるスクープや、村田沙耶香の芥川賞受賞(作中では「成功者M」と表記)など実話がかなり盛り込まれていて、どこまでが現実でどこからが虚構なのか分からず、幻惑されっぱなしでした。
    しかしまあ、これは紛うかたなき小説でしょう。
    最後まで読めば、それがよりはっきりします。
    小説に対して、現実と虚構の境目を問うのは野暮というもの。
    それに、この小説が主舞台としている芸能界こそが、現実と虚構の溶け合った汽水域のような世界なのだからして。
    うん、十分愉しめました。
    成功者Kは、成功者になって以降、高級マンションに移り住み、ドンペリニヨンなどのいい酒を飲み、メルセデス・マイバッハS600に乗り、それだけならまだしも一般人を「貧乏人」と露骨に見くだします。
    たとえば、辻仁成にこんなことを書かれたら鼻につく、というか腹が立ちますが、著者だと何故か許せちゃう。
    本読みでFB友達のIさんが書いていましたが、著者のどこかとぼけた感じの作風が、そうさせるのでしょう。
    こういう内容の作品を、読者の反感を買わずに面白おかしく読ませる作家はあまりいないかもしれません。
    恐れ入りました。

  • 羽田さん自身のことなのに、これは私小説ではなかった。練られて作り込まれたフィクションだった。前作の「コンテクスト・オブザ・デッド」を読んだ時にも思ったけど、挑戦的で思索的、新しいものにめがけていってる、感じがする。
    成功者Kは芥川賞を受賞後、テレビに雑誌に引っ張りだこで、女もうようよ寄ってきて、ファンともやりまくる。セックスをやたらと性交と書いていたのは、成功者と性交者でかけてたんだと思う。そういう冗談が出るくらい、内容は品がなくて下劣。欲と金。勢い。止まれないスピード感。それでも中だるみがあった。人のセックスの話を500枚も読めない。もう少し短くてもスピード感は維持できたんじゃないかと思う。

  • 徹底した取材、というのが優れた小説のための要素の一つであるらしいのだけれど、作家自身が一時期やたらとテレビに出まくっていたのはこの小説のためだったのだな、と理解した。あれは潜入取材だったのだ。芥川賞受賞後の生活に材を取ったのではなくて、この小説のためにテレビに出まくっていたのだ。更に言えば芥川賞を取ったからテレビに出まくれたわけであり、そう考えれば芥川賞を取ったことも、根本的に小説家になったことも、全てはこの小説のためにあったのだ。
    と、言ってしまえばそれは言いすぎか。

    優れた小説の要素としてもう一つ挙げられるのが、文体、というものであるらしい。それについてもこの小説の中では言及されている。「一人称なのか三人称なのか」「人格の持続性が」云々というくだりであり、その近辺で話者と主人公Kの立ち位置のズレが露呈し、小説のメタフィク感が強くなる。つまりこの文体が、初めから意識的に採られていたものだと分かる。そうして最後に提示されるいくつかのパラレルワールドの中で、Kは小説を書く日々に戻って行くことを選択する。それはつまり、羽田さん自身の「なんやかんや卒なくこなせる俺だけど、やっぱり俺にはこれしかないんだよ」という、「小説家K」宣言なのではないだろうか。

    上記と同じ場面で「作家の人生なんてそもそもフィクション」というセリフがあったけれど、それを実証するかのような小説であり人生(の一時期)だと思う。それを露悪的に、悪趣味に、自らへの誤解や偏見も厭わずに道化に徹して小説にするという、「小説家K」の生き様を見た気がする。

    そういえば序盤で「パラレルワールド」という言葉が登場していたけれど、実はその時点で、「これはフィクションですよ、リアルではないですから鵜吞みにしないでね」と保険が掛けられていたということだろうか。これはフィクショナルな私小説、もしくはパラレルな自伝小説なのかもしれない。

  • 途中挫折。
    女とする、そればかり描いてあり、嫌気がさしてきたので、読むのやめた。
    またチャンスがあれば、再読するかなあ?

  • はじめは面白い。

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