- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309025568
感想・レビュー・書評
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女ふたり、男ふたり、全員30代。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの演奏者として夢が叶わなかった彼らはある日、東京のカラオケボックスで偶然出会った。しかし、カルテットを組み軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった彼らの“偶然”には、大きな秘密が隠されていて・・・。人気ドラマのシナリオ、ついに書籍化。
『大豆田とわ子と三人の元夫』にドはまりして、慌てて同じ脚本家の作品を探し回ったらアマプラにある『カルテット』と出会った。秒で落ちた。最初はミステリー的なところが気になって楽しみだったけれど、まめ夫同様ちょっとした台詞が本当にいい。活字で読むと場面がぱっと浮かんで泣きそうになる。みんながあのときどんなことを思っていたのかとか、表情の意味が分かってめちゃくちゃ感動した。かごめちゃんに病院へ行かなくていいと言い切る真紀さんのシーンは名場面だと思うけれど、やっぱりあの台詞が最高で、カルテットを大好きになった瞬間だったなと思う。下巻も楽しみだ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドラマのシナリオ本。
テンポの良い会話が本でも再現されて、ドラマを頭に浮かべながら読めました。よくこんな台詞書けるなーって思いながらも、ストレートに話さない大人の知恵と言うか。独特の世界観。 -
TBSドラマ「カルテット」の第1話から第5話までの脚本集。メインとなる登場人物4人のキャラクター付けと背景が各話ごとに描かれる前半。何気ない会話の中にもオリジナリティが溢れ出てくる。特に会話部分のテンポと言葉の選択は秀逸。