- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309025612
感想・レビュー・書評
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いとうせいこうと奥泉光が、漱石の小説について、ライブで語り合う。
10年以上前から、この2人で、文芸漫談という形式で色々な文学作品を、鋭く、面白おかしく語っているとのこと。
今まで全く知らなかった。もっと早く知っていれば、もっと人生楽しくなったのに。
とにかく2人の文学作品への造詣の深さ、感覚の鋭さに感嘆。それでいて、アプローチの仕方がエンターテイメントで、笑える部分も多い。
作品をボケとして扱い、突っ込み(ここが文芸批評)を入れる形式で、愛をもって笑いに昇華しつつ作品に切り込んでいく。
あまり、漱石を偉人として扱わず、等身大の人間として、扱っているところも素晴らしい。
紹介されている「坑夫」という作品が、前衛的で面白そう。
私は内田百閒が好きだが、漱石は百閒のお師匠さん。
漱石の夢十夜等に影響うけているのではとも思ったが、今回のこの対談で触れられている、「坑夫」の抽象的な眩惑的な場面にも意外と影響受けているのでは?と思った。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1187032 -
今は時間が取れず、「こころ」の項だけ読む。BLの視点、意識していなかったけど確かにそういう面がある。
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文学漫談。「漫談」とはいえ、いえいえ、とても漫談ではすみませんね。ブログに紹介しました。覗いてみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201909190000/ -
読了後、とても小説が読みたくなる。そんな気持ちにさせる二人の文芸漫談は、とてもまっとうな批評だと思う。
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いとうせいこうと奥泉光が行っている「文芸漫談」というライブイベントから、夏目漱石の作品をピックアップ。漱石作品の面白さを紹介している。
きっと、二人とも何回も、何回も、何回も漱石作品を読んでいるのだろうな。全編に漱石愛が満ち満ちている。
中学の教科書で漱石に出会い、読書感想文の宿題では面白さがちっともわからず。大人になって『門』に感動し。
漱石は読む時ごとに印象が変わる。
ということで、『吾輩は猫である』を再読し始めちゃった。
いや~、面白い、面白い!
『漱石漫談』ありがとう!!! -
めちゃくちゃ面白い!
漱石のやっちゃった文章に対するツッコミに、
何度も噴き出してしまった。
特に、こころと坊ちゃんは笑える。
こんなふうに小説を読み、語り合えるのは
さぞかし幸せだろう。 -
漱石を随分読んだので、内容がよくわかり楽しかった。
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三四郎は、東京の当時の学生生活を描く、最先端な、おしゃれ小説だった。
なんとなく、クリスタル 的小説
漱石の孤独は、人とコミュニケーションして、失敗しちゃう孤独