片づけたい: 暮らしの文藝

  • 河出書房新社
2.82
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本棚登録 : 395
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025841

感想・レビュー・書評

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  • 色んな作家さんによる、お片付けエッセイ。
    「掃除」「片付け」というのは、多くの人にとって永遠の課題なのだなぁとつくづく思う。
    もちろん私も。
    他人の片付け論というのは、参考になるようでならないことの方が多いのだけど。
    しかし、有吉玉青さんも参加されているのだけれど、有吉佐和子さんが53歳で亡くなったというのは初めて知った…この本を読んで一番印象に残っているのがそれというのもおかしな話だが。

  • 「片づけたい」ってことは「片付いてない」ってことなので、大抵の書き手さんが片付いていない己の現状を面白おかしく、または言い訳がましく書かれています(笑)
    中には「片付いている側」の人のものもありますが、圧倒的少数。
    かなり古いものから新しいものまで色んな書き手さんのものが読めますが、片付けって永遠のテーマなんですかね。
    なら私も思い悩んでいることが当たり前だなって思えて心強い限りです(笑)
    あ、片付けの役に立つ書籍ではありません、はぃ。

    • siichan3212さん
      「片付けたい」ということは「片付いてない」ということなのだろうから(片付いているならば片付けたいとは思わないだろう)いかにも片付けられない話...
      「片付けたい」ということは「片付いてない」ということなのだろうから(片付いているならば片付けたいとは思わないだろう)いかにも片付けられない話なんだろうなぁ。それは大変に共感できそう(笑)
      と思って選びました。

      基本的には思った通り。
      数編は片付けられる人のお話もあります。

      かなり古いものもあるので、時代背景も含め正確には理解できないのだろうなと思うものもありますが「昔っから片付けられない人はいるのよね」という親近感だけは湧きます(笑)

      中にはそれなりの長さのものもありますが基本的に1本1本が短くちょっとした隙間時間に読み進めることができます。
      2022/01/31
  • 片づけたい、片づけている、
    そんな人たちの32編のエッセイ、
    一部の小説とそうじの豆知識

    興味を持てない内容もありつつ
    これは好きだと感じる話もあり
    ゆるくのんびりと読める
    しかし読んで片づける気になれるというものでなく
    それぞれのつぶやきを覗き見る作品

  • 片づけたいけど片づけられないと切々にそれぞれの作者が訴えている本。

    フォントによっては読みやすいもの読みづらいものがあると感じた。

    合間に入るお片付けチャートやたわしの使い方などアイデアは面白い。

  • 赤瀬川原平で検索をかけると、本書がヒットした。
    2017年刊で逝去されてからでも大分経つ。

    最近よくぶち当たる誰かが複数の著者の作品を選択して一冊の本に仕上げるというお手軽本だ。

    赤瀬川原平本人は几帳面で、奥さんがアバウトって感じ。
    これは一般的にそうみたい。
    黒川伊保子講演会では、
    「男は冷蔵庫の中のものの消費期限を考慮するが、女は前にあるものから使っていく」
    という話があった。

  • 年末になると、身の回りを「片づけたい」「片づけなけれ
    ば」という気持ちがわいてくる人も多いのでは?すぐ実践
    できる人には、片づけ術の本をおすすめ。でもそうでない
    人は、まずは32 人の作家のこのアンソロジーを開いてみ
    てください。掃除道具にこだわる人、潔くあきらめ開き直
    る人など、「片づけ」に関する考えは人それぞれ。背中を押
    されるか、それとも…。あなたは誰の話に共感しますか?

  • 32人の文筆家の方の「片づけ」に纏わるエッセイ集。おもしろかった。私だって、いつも片づけたいって思ってるんだけど…、現実はなかなかうまくいかないなぁ。

  • 好みと好みでないものが思ったよりはっきりと分かれた作品だった。
    エントロピーとの闘い 柴田元幸
    過ぎにしかた恋しきもの 渋沢龍彦
    達磨大師と桃童子 加門七海
    掃除と片付けは別物です 有元葉子
    片付け 川上健一
    捨てる旅 中澤正夫
    思い出のリサイクル 小川洋子

  • 著名な作家たちの片づけに関するエッセイが纏められた本です。
    おもしろかった!
    自分と同じ片付けフェチな作家を必ず一人は見つけられると思います。
    (几帳面な方とずぼらな方、どちらも本の中にいます)
    沢村貞子さんのエッセイが一番好きです。ものも汚れも沢村さんも、イキイキしていました。
    引き籠り推奨な今、部屋の掃除は気晴らしになります。
    この本を読んでよかったです。地道に掃除します( ̄人 ̄)

  • あるある、と思ったり。
    感心したり。
    片づけに関して作家さん方が色んな視点を見せてくれる短編集。
    好きです。

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著者プロフィール

ルポライター・イラストレーター

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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