銀河の通信所

著者 :
  • 河出書房新社
3.31
  • (5)
  • (14)
  • (15)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 333
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025971

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 長野まゆみ先生、ほんと宮澤賢治好きなんだな・・・
    こりゃ宮澤賢治相当詳しくなきゃ楽しめないな・・・という賢治フリーク向け小説

  • 宮沢賢治に思い入れのある人には、とても素敵な本。
    私には眠かった。

  • 宮沢賢治ゆかりの人物へのインタビュー記事の連載という設定が楽しい。出版元の河出書房新社をめぐるエピソードといい、読み進めていくとフィクションとノンフィクションの境目がわからなくなる感じ。
    残念なのは、私に宮沢賢治についての知識が乏しかったこと。人と作品に詳しい人なら、もっと楽しめたはず。

  • 作者ご本人(だけ)は楽しそうでなによりです。

  • 長野さんならでは。面白い。

  • 長野まゆみさんの新著~と飛びついたのですが、宮澤賢治さんに関しては一部の作品しか知らないので、置いてきぼりにされた感が。しおりまで抜かりない、美しい装丁は素敵なのですが、手元に置いておくかどうかは悩みどころ。再読するかなぁ。この本。

  • 背表紙には黒字に金の文字で「銀河の通信所」と書かれていて、それだけでもう幸せ。表紙も裏表紙も美しく、手に持つだけで本当に幸せ。内容は、記者が宮沢賢治ゆかりの人々を訪ね、話を聞くというインタビュー形式。そしてそのインタビューは、銀河通信によって私たちに届けられる!いろいろな分野の専門家から見た宮沢賢治について書かれていて、とっても面白かった!ゴッホの黄色の話が好き。

  • +++
    銀河通信につないでごらん、賢治の声が聞こえてくる……足穂や百閒とおぼしき人々から登場人物までが賢治を語る、未知なる小説体験!
    +++

    銀河通信に毎月第一日曜日に掲載された<賢治さんの百話>を一冊にまとめたもの、という趣向である。宮沢賢治にゆかりのさまざまな人々に取材して集めた知られざる賢治さんの魅力が満載である。なんと、通信回線を何とか同調させ、賢治さんご本人のインタヴューまで載せている。賢治さんのものを見る目の正確さや、それを表現することの巧みさが、ときどきのエピソードとともに綴られていて興味深い。ゴッホとの比較にも興味を惹かれる。宮沢賢治その人を、新しい目を持って見つめ直せる一冊かもしれない。

  • 宮沢賢治に詳しい人なら楽しめそう。
    雰囲気は好き。

  • 宮沢賢治氏の書かれた物をランダムに取り上げて、何かしら関わりのある人物にインタビューするという形態で、作品の内容を解説し賢治氏とはどういう人だったのかを浮かび上がぜている。ある意味変質的な丁寧さで、作品がどんどん解体されていくような面白さがあった。

全22件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長野まゆみの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×