破壊者の翼 戦力外捜査官

著者 :
  • 河出書房新社
3.62
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本棚登録 : 145
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026138

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ5作目。このテロシリーズは、どれも本当にあり得そうに思えて恐ろしい。大都会東京の建物を崩壊させようとする犯人に立ち向かう警察。
    こういった小説では日の当たりにくい、地域の交番のおまわりさんも大活躍するところが良い。おまわりさんの仕事、大事だよなぁ。
    今回の黒幕がわからないままだし、「名無し」の行方も気になるし、越前刑事部長のプロジェクトのその後も不明だし、もう少し続きがあってもよさそうだけれど、今のところないのかな?出してほしいな。

  • 操作能力はまるっきし『ゼロ』なのに、なぜだか時々鋭い洞察力を示す美少女警部の海月千波。これまで、その特異な能力?を活かして、数々の難事件を解決に導いてきましたが、この事件は、その特殊能力をもってしてもなかなかの難事件だったようです。まぁ、全面敗北ではないですが、ちょっとダメージがありましたね。

    物語的には、この続きがあってしかるべきですが、この作品が出た2017年以降、このシリーズは出ていません。何やってんだ著者。さぼるな(苦笑)

  • シリーズ第5弾。
    ドローンを使ったテロ事件のお話。
    ドローンでどんなことができちゃうのか興味深い内容です。
    頭のいいテロリストと海月警部とのガチンコ対決が見もの。
    次作も期待。

  • 東京を舞台にしたドローンを使った無差別テロ。
    近い将来起こりそうな事件でハラハラした。

  • 戦力外捜査官の5巻目。
    やっぱりはまってしまいますね。
    今ン所もう完結しちゃったのかなーと思うと
    悲しくなります。
    でも似鳥鶏先生に感謝です。
    こんな素晴らしい話を作る才能どこでもらったのか
    気になります。
    似鳥鶏先生のお話をもっと読みたくなりますね。

  • ドローンを利用したボウガンでの無差別襲撃とコンクリートを崩壊させる細菌テロ。まだ余裕のある軽妙なパートからシリアスへの移行が滑らか。終盤のダムでの死闘が映画のような盛り上がりではらはらした。命令する海月も痺れた。本腰を入れるまでは註釈もありユーモラスだけれど物語は堅実。両者が安定した自然なバランス。

  • また濃いキャラが…!

    どこかで犠牲になってしまったり、支えてくれる人がいての今。それだけは忘れないで生きてきたいと思う。きれい事?かもしれないし、実際に何かできるわけじゃないけど。それでも胡座だけはかかない誠実さは持っていたい。

    しかし、便利な世の中の脆弱さはここ数年ちょこちょこ実感してるから、こういう場面はフィクションと割り切れないなぁ。怖い。


  • 面白い。


  • 1冊目の時の面白かった!がまた戻ってきた感でとても良かった。上から目線だけど初心にかえったというか、この群像劇、スカッと感、なんだかんだ有能感、全体的な爽快感。海月ちゃんがほぼまともだったのと設楽くんもお守りが上手になったので二人のコンビも微笑ましかったし、内容的に急展開なのもあって無駄が少なく、最後まで駆け抜けて読めた。ここからは鷹の王シリーズになるのかな。どこまで実現可能なことなのかは分からないけど、道具は使い方次第なんだなとしみじみ思った内容だった。

  • 冒頭から現代社会で起こりそうな犯罪でぐっと掴まれる。その後も、実際に手口を真似されたら困るんじゃないかと思うような攻撃が。「原発以外で東京にダメージを与える方法は?」という思考は、逆に防災の意味でも重要かも。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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