感想・レビュー・書評

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  • 32編の温泉エッセイ。温泉が好きなので、読んで見たんだけれど、文豪たちの作品、なんて豪華なんだろう、驚き、喜んで読んだ。時代を感じるなあ(それもいいんだけれど)、若い方の作品も入れて欲しかった気もするが。宮沢賢治のお話には驚いた。田山花袋で締めくくるのはやはりか。

  • 文筆家著名人による温泉にまつわる随筆集です。
    川端康成・井伏鱒二等重鎮から角田光代・柳美里など現代作家まで、どういう基準で選定しているんだろうという疑問はさておいて、自分にとっての一押しだったり、小説風にまとめてあったり、たかだか温泉(すいません)を哲学風に表現したり、温泉好きには興味の尽きない一冊です。
    でも各人、一番のお気に入りの温泉は、きっと書いていないと思います。

  • 古今の温泉にまつわる随筆を集めた一冊。編集者がどうゆう基準で集めたのか意図が不明。


  • ミニコメント
    「温泉」をテーマにしたエッセイ集。読むだけでじんわりと

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/613531

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26540988

  • 古今東西、昔から今まで、日本人には切っても切れない温泉。旅情を掻き立てる風景と匂い、そして食べ物とそこに集まる人。温泉て、本当に気持ちがいい。伊香保に行ってみたいな~。

  • 寒い季節、思わず入りたくなる温泉。日本全国には様々な温泉があり、そこはいくつもの物語が創作された場所でもあります。
    『温泉小説』はそんな温泉をテーマにした本を集めたアンソロジーで、19人の作家による20の短編が集められています。
    『温泉天国』は32人の温泉に関するエッセイ集。
    どちらの本も近代から現代までの作品が収められているため、時代ごとの温泉の違いについても知ることができます。(『温泉小説』はミニ展示“湯ったりほかほか温泉の本“でも取り上げました)

  • 太宰治と角田光代の話が印象に残ってる。
    太宰治が少女の裸体を「いいもの見た」って書いてる様子がおいおいと思いつつも、その時の情景描写が美しく印象的なので、これが文才なのだな、、、と思う。
    角田さんの話はせつなくて共感できるものだった。

  • 角田さんのお母さんの誕生日に毎年行くという温泉エピソードにうるっとした。

  • いろいろな作家さんのいろいろな話

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著者プロフィール

嵐山光三郎(あらしやま・こうざぶろう):1942年東京生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「退歩的文化人」のススメ』『不良定年』『人妻魂』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか!』など多数。

「2024年 『老人は荒野をめざす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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