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- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309203270
感想・レビュー・書評
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感受性の鋭い、内気な少年ニコラ。スキー教室参加をきっかけに、予期せぬドラマが次々と展開する。謎、怪奇、犯罪…少年の白昼夢はリアルで、読者は夢想の世界だけであってほしいと願うのだが…。少年特有の心象風景と避けられない人生の悲劇を、抑制のきいた文体で鮮烈に描いた傑作。仏・フェミナ賞受賞のベストセラー。映画化。
原題:La classe de neige
(1991年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怪奇な幻想に浸りがちな繊細な少年。でも現実は少年の幻想以上に怪奇でおぞましい……。
こういうのを読むと、やっぱりフランス文学の味は違うよなあと思う。「怪奇で幻想的」の美味しさが。 -
少年の夢想と現実の混ざり具合、そしてそれを美しく描写する文体が心地いい。
現実に救いはないのか?