私はなぜ書くのか

  • 河出書房新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309206660

感想・レビュー・書評

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  • 書かないとき、人びとはなにをしているのだろうか? 書かない人たちを密かに称賛しています。どうして書かずにいられるのか、まさにそれがわからないのよ。

  • これほんとうにインタビュー?と言いたくなるような込み入った話で、デュラスってどういう人だったんだろうという素朴な疑問から、彼女の作品にあまりあかるくない自分のような読者が本書を手に取ると、耳慣れない固有名詞に面食らうことしきりでした。

  • 「母親とは、絶対的な意味で、ひとりの人間が出会うもっとも見知らぬ人間、もっとも予測不可能でとらえられない人物です。」
    「忘れるという行為そのものが絶対的に必要なのです。もしわたしたちの身に降りかかることの八0パーセントが押しこめられていなければ、生きるのは耐えがたくなるでしょう。真の記憶とは忘却、空虚です。」

  • 1987年のインタビュー集。デュラスが自らの生涯と作品をほぼ網羅する形で率直に語り、作家の作家自身による解説書ともいえる貴重な一冊。創作秘話や交友関係のエピソードなども満載。

  • 【購入】イタリア人ジャーナリストによるデュラスのインタビュー集。時期はおそらく1988年頃、デュラス74歳。インドシナの幼年時代からヤン・アンドレアの出会いまでに言及されている貴重な内容。
    ブランショの『明かしえぬ共同体』にデュラスの『死の病い』についての言及があるがそれデュラス本人も読んでいたということがインタビューからも分かる。
    ちょっとこれ、吃驚することが書いてありますよ…!

  • 生誕100年だから、、、

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    http://www.hanmoto.com/jpokinkan/bd/9784309206660.html

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著者プロフィール

仏領インドシナのサイゴン近郊で生まれる。『太平洋の防波堤』で作家としての地歩を築き、『愛人(ラマン)』はゴンクール賞を受賞、世界的ベストセラーになる。脚本・原作の映画『ヒロシマ・モナムール(24時間の情事)』、『モデラート・カンタービレ(雨のしのび逢い)』、『かくも長き不在』は世界的にヒット。小説・脚本を兼ねた自作を映画化し、『インディア・ソング』、『トラック』など20本近くを監督。つねに新しい小説、映画、演劇の最前線にたつ。
第2次大戦中、ナチス占領下のパリでミッテラン等とともにレジスタンスに身を投じ、戦後も五月革命、ヴェイユ法(妊娠中絶法改正)成立でも前線にたち、20世紀フランスを確実に目に見える形で変えた〈行動する作家〉。

「2022年 『マルグリット・デュラスの食卓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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