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この作品からのみんなの引用
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江戸庶民に愛された猥雑にして愉快な表現(かるわざ、からくり人形、万歳、浄瑠璃、物まね、講談)ー中略ーそれらの芸能を楽しんでいた庶民の意見は相手にされなかった。かわりに西欧の高尚な音楽、オペラ、新劇、文学、etcなどを「芸術として」輸入して学習することに知識人は躍起になった。この倒錯に当時のインテリゲンチャが気付かなかったのは残念である。
― 198ページ -
武士の終焉と賤民の消滅とが軌を一つにしているのは歴史の合理をしめしている。穢多の発生が武士の誕生のすぐそばで進行したからだし、皮革生産者にして処刑担当の河原者がただの人即集団ではなくて、ひとつの強固な制度になるのは鎌倉政権がそれを必要としたからだ。
― 190ページ
みんなの感想・レビュー・書評
歴史の暗部に
埋もれてしまいそうな
「文字を持たされなかった人々」の記録
江戸の悪処や悪人、いかがわしい土地の貧しい芸人の姿の中にこそ
語られるべき本当の歴史が宿っているような気がする
沖浦和光さん、網野善彦さん、宮本常一さん
佐野真一さん、小沢昭一さん
この人たちの著作が面白いと感じている人には
たまらなく 興味深い 一冊でしょうね
私たちの国の
歴史の中に
確かに 存在した
この人たちのことを
私たちは
忘れてはならない
2012-05-10
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穢多非人からもこぼれた人たちの救済装置としての乞胸集団。
懐の深さはさしずめ現代の刑務所のようだ。
一緒くたにしてしまいがちな賤民の、集団ごとの違い――成り立ち、プライド、政治、立ち居地などが興味深い。
いずれにせよ弱者はわりを食うわけだけど。
この人の物の見方が好きだ。
2009-09-14
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全2レビュー中 1 - 2件を表示






