ローカル鉄道という希望:新しい地域再生、はじまる

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226767

感想・レビュー・書評

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  • 本書が「秀逸である」と思えて、殊に「所謂“地方在住”」な人は、「読んでおいた方が善い」または「読まなければならない」内容のようにさえ感じたのは、<協働>、<自分ごと>、<役割分担>というような“概念”を纏め、各地の鉄道会社による「地域の公共輸送機関としての“地味”ながらも“非常に大切”な努力」や、「鉄道の安定を目指すための地域の活性化や発展に資する」ことを意図した「少し間口を広げた構想や取組」を説こうとしている点である。
    或いは「必読の一冊」という感…

  • とにかく、面白かった。
    今まで自分が行ったことがないローカル線でこんな取り組みをしていて、しかもその取り組みを成功させるためにどんな人たちがどんな努力をしてきたかの裏側まで詳細に書いてある。読み応えがありました。
    どの地域にも、その地域ならではのローカル線をうまく盛り上げていてあのローカル線をもっと盛り上げるにはどうしたらいいだろうか、、、と自分ごとのように考えてしまった。
    というか、実際にどこのローカル線も自分の目で確かめたくなりました。ぜひ行ってみたい。

  • 2017.07.19 吉岡さんのブログより

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著者プロフィール

島根県浜田市生まれ。大阪大学文学部卒。1999年、山陰中央新報社に入社し、琉球新報社との合同企画「環(めぐ)りの海−竹島と尖閣」で2013年新聞協会賞を受賞。2014年秋、同社を退職し、フリーのローカルジャーナリストとして、変わらず島根に暮らしながら、地域のニュースを記録している。
主な著書に『関係人口をつくる―定住でも交流でもないローカルイノベーション』(2017年、木楽舎)、『未来を変えた島の学校―隠岐島前発ふるさと再興への挑戦』(共著、2015年、岩波書店)など。2018年度総務省ふるさとづくり大賞奨励賞受賞。2020年、大阪大学大学院人間科学研究科後期課程修了。博士(人間科学)。2021年4月、島根県立大学地域政策学部准教授に着任。また、過疎の発祥地から「過疎は終わった!」と問い、百年続けることを掲げる年刊誌『みんなでつくる中国山地』プロジェクトも仲間と始めた。

「2021年 『関係人口の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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