山の怪談

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309227108

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  • 怪異だらけの山の世界。化けもの、怪異の民俗譚、文人による心霊、不思議な話、岳人・アルピニストの遭難・恐怖・神秘体験…。実話、エッセイ、小説でひたる二十の怪談。(帯)


    I 山の怪異の民俗

    入らず山 柳田国男 7
    山の怪異 高橋文太郎
    含満考ーーバケモノの話 高須 茂
    天狗は山人也 西岡一雄
    貉の怪異 小池直太郎

    II 文人・林人の心霊の話

    幽霊滝の伝説 小泉八雲(田部隆次・訳)
    兄妹の魂 岡本綺堂
    焚火 志賀直哉
    天井の怪 平山蘆江
    天狗笑い 豊島与志雄
    山女 加藤博二
    丹沢の七不思議 ハンス・シュトルテ
    行ってはいけない土地 工藤美代子

    III 岳人の怪奇・神秘体験

    山の怪談 深田久弥
    岳妖ーー本当にあった話である 上田哲農
    岩塔ヶ原 西丸震哉
    死者ーー霊魂の歩み 古川純一
    山小屋の秋 青柳 健
    神さんや物の怪や芝ヤンの霊がすんでいる山の中 高田直樹
    縦走路の女 沢野ひとし

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著者プロフィール

(おかもと・きどう)1872~1939
東京生まれ。幼少時から父に漢詩を、叔父に英語を学ぶ。中学卒業後、新聞、雑誌の記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1902年、岡鬼太郎と合作した『金鯱噂高浪(こがねのしゃちほこうわさのたかなみ)』が初の上演作品となる。1911年、二代目市川左團次のために書いた『修禅寺物語』が出世作となり、以降、『鳥辺山心中』、『番町皿屋敷』など左團次のために七十数篇の戯曲を執筆する。1917年、捕物帳の嚆矢となる「半七捕物帳」を発表、1937年まで68作を書き継ぐ人気シリーズとなる。怪談にも造詣が深く、連作集『三浦老人昔話』、『青蛙堂鬼談』などは、類型を脱した新時代の怪談として評価も高い。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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