- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309242330
作品紹介・あらすじ
ラカンの綿密な読解を通して明らかにされた、フロイトの「夢」とマルクスの「貨幣」の根源、徹底的に象徴化に抗う「現実的なるもの」の全貌。
感想・レビュー・書評
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ジジェクの本の中では分かりやすい方。自分の問題意識と重なる所が多かった。
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ジジェクの文章はいつもながら軽快で、エンターテイメント性に満ちている。彼は常にサプライズを提供してくれるので、読者は本を読む楽しみを満喫することが出来るだろう。
ただし、あまりにも軽快なだけに、その新鮮な指摘がどこまで正当なものかと考え始めると、やや疑わしい気すら起きてくる。
ジジェクの思考はラカン解釈からヒントを得てきているのだが、そのラカン解釈もどこまで正しいのか、若干不安を覚える。私自身がラカンをすっかり理解できていないので、何とも言えない。
ということで留保をつけざるを得ないが、この本はマルクス経済学を擁護している部分が、特におもしろかった。
自分はもうちょっとラカンを理解したい。 -
ラカン入門書。ラカンがとても分かりやすく書かれてあった。が、ヘーゲルのところがいまいちよくわからなかった。
非常に読み応えがあった。
2008.11.25-(30)-12.2. -
主体の問題に興味のある方、どうぞ。
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ほんとは「ヒッチコックによるラカン」もレビューしたいのですがそちらはすでに絶版でした。いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのラカン派精神分析学者、スラヴォイジジェク。斬新で明解な切り口に目からウロコ。ポップカルチャーにもおもしろい解釈を加えています。大学のゼミ面接でダメダメ気味だったけど「最近読んだ本は?」って聞かれてジジェクって答えただけで合格できました。さんきゅージジェク
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最近刊行されるジジェク本は全くチェックできてないのですが、これを最初に読んだときは衝撃でした。