ヘタな人生論よりイソップ物語: こんなに奥が深い大人の童話

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 49
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309242446

感想・レビュー・書評

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  • 常に本をバックに忍び込ませ、例え数分でも・・・と読み続けている本。実は今3冊目を読んでいるところですが、やっと書評を書く時間が出来たようです。

    本は良いねえ!・・実に幸せな気分になれます(^^♪。

    今回の書評は植西聰さんの「下手な人生論より イソップ物語」です(^^♪。

    皆さんも”イソップ物語”ご存知ですね、はるか昔から、世界で最も親しまれてきた、動物を登場人物に仕立てた物語です。

    紀元前600年ごろギリシャの国を牛耳っていた独裁者の圧政の中では、言論の自由が許されなかったのでしょう、イソップ(奴隷のアイソーポス)なる人物が、政治や社会情勢の風刺を動物に例えて主張したのがイソップ物語の誕生につながっていったとされています。

    本の内容と致しましては、全ての物語を想念と潜在意識の2点に結び付けていらっしゃいます。

    この手の本はどうしてもある一つのテーマに結び付けて完結しようとしていらっしゃいますので、何箇所か「少し強引かな・・?」と思うところがあるのも事実ですが、仰ろうとしている事は十分に分かります。

    つまり想念が負であるか正であるかにより、自分の意識ではコントロール出来ない潜在意識に大きく影響されるから、どのような事でも正の想念に変えるようにすれば良いですよと言うことです。

    6つの思考を書かれていらっしゃいますが、仏教の教えに近いように感じました。

    実は先日、私のブログに書き込みをされた方の締めの言葉がスマイル・smileなのです。私はこちらの言葉にとても心を打たれました。

    スマイルと言うちょっとした行動は、全ての事を明るく・楽しいものに変えてしまうのではないかと言うことです。

    チャーリー・チャップリンの「smile」・・・矢張りあそこに落ち着くのだと、改めて考えさせられたわけなのです(^^♪。

  • 心理カウンセラーの著者の紹介する、イソップ童話と人間関係における実例 の数々。どれも人間が当たり前に実践したら、世の中が素晴らしい人で溢れるでしょうね。だけど、私は、読んでて吐き気がした。
    読んでる間中苛立ってた。

  •  イソップ物語という寓話集は人間の愚かな一面を実に見事に描写している。

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著者プロフィール

東京都出身。著述家。学習院高等科・同大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、人生論の研究に従事。独自の『成心学』理論を確立し、心を元気づける著述活動を開始。1995年、「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得。主な著書に、『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』(青春出版社 プレイブックス)、『平常心のコツ』(自由国民社)、『「いいこと」がいっぱい起こる! ブッダの言葉』(三笠書房 王様文庫)、『マーフィーの恋愛成功法則』(扶桑社文庫)、『ヘタな人生論よりイソップ物語』(河出文庫)、『「カチン」ときたときのとっさの対処術』(ベストセラーズ ワニ文庫)、『運がよくなる100の法則』(集英社文庫)、『願いを9割実現するマーフィーの法則』(KADOKAWA)、『幸福力のコツ』(自由国民社)、『50歳からのやる気のツボ』(秀和システム)など多数。

「2023年 『心の免疫力 人生を「平気で生きる」コツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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