子どもを殺す子どもたち

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309243368

感想・レビュー・書評

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  • 少年Aその他の少年少女犯罪のマスコミ報道では知りえなかったいろいろな事実や心理的背景が見えてくる。

  • 心理要素が多くて読み応えがありました!

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/42195

  • 最初の事件の様子を、なんというか文学的に描きすぎてて、「子どもには読ませたくないな」とすら思ってしまった。
    事実を淡々と書くというより、生々しかったので。

    佐世保の事件について知りたかったので、その目的は達成できた。

  • 家庭環境や社会的環境がいかに子ども、人々に影響を与えるのか。かなり内容はヘビーだがおすすめできる一冊。

  • 少し知見が古いんじゃないかなと思う部分もありましたが。

    12〜14歳の子供が子供を殺した事件について。
    福島さんの意見では、
    衝動は医学的に解明されていないことも多く、衝動に基づく犯罪をどう矯正、教育していくかはまだ分からないことが多いこと。人格の面で反省しても、衝動は別物であること。衝動に基づく犯罪の再犯しやすいのではないかとのこと。彼の意見では、神戸の少年の再犯は五分五分ではないか、と。
    殺人を犯す人の脳には機能的な障害が多く、精神病にかかっている人も多いとのこと。

    再犯をする、しないの境って何なんだろうな。居場所とかヘルプの多寡なんだろうか。だとしたら、助けたくならないような人をどうやって助けるのかって、心情的にちょっと大変な気がするな。

    性犯罪者にgpsをつけた国、薬物で衝動を抑えようとしている国は、その後再犯の数がどうなったのかを知りたい。

  • 3つの話しが主となっております。

    もの凄くヘビーなノンフィクション。
    精神的な事が主だけど、これ、結構ショッキングな内容。
    なんで 悲劇は悲劇を生むのか 分からない。
    それは、自分が幸せの中で育てられたからだと思う。
    だからといって、許せる事件ではない事は確か。

    最初は少年Aとされる 酒鬼薔薇。
    尋常じゃないよね。これは。
    彼は既に刑を終えて世に出ている。良いのだろうか?と個人的意見。

    少年Bは中学生になって3ヶ月後に事件を起こしている。
    俗に言う『駿ちゃん殺人事件』の犯人。
    どんどん低年齢化していく怖さ。性器への異常なまでの執着。
    ハッキリ言って怖い。

    lastは女子児童。
    小学生が、クラスメイトを学校で殺害してしまった事件。
    これはショックがデカかったです。
    低年齢化は避けられないとしてもまさか女子が?って思ったから。
    しかも学校で、計画的に。

    lastは著者の子供時分と今までの経緯を書いてあります。
    が、私的には興味はなし。


    何か、日本の守るべき物が間違っているような気がするのは私だけなのだろうか?
    何かが違う。
    確かに子どもにもある程度の権利はあるのだろうけど、彼らは何を犠牲にして権利を得ているのか?
    『病気だから仕方ないじゃん』じゃ通らなくね?

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