菜根譚 生きかたの極意 ---[超訳]で学ぶ至高の中国古典

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309246208

作品紹介・あらすじ

厳しい現実のなかで、しなやかに自分の意志を貫き、したたかに生きぬく方法とは?数々の経営者や政治家たちから圧倒的に支持された貴重な教訓を、現代のビジネス事情に即して解説。

感想・レビュー・書評

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  • 中国古典が現代の偉人にも読みづがれており生きる為の叡智がわかりやすく集約されていた。
    逆境事の心の持ち様としてこの苦難が永くは続かないいつかは形勢が上向きになるだろう。
    苦難の時はこれが永久に続くのではないかと思いがちだが一時的なものだと捉えて前向きに生きていく事が必要。ポジティブな力と勇気を貰えた一冊。

  • チェック項目6箇所。自分の心を整え、自分を変えるために、本書を活用されてみてはいかがでしょうか、人間力を磨き、人間の器を大きくするヒントも、また数多く得られるのではないでしょうか、そして、自分流の最高の「心を整える」方法を確立していただければ、筆者として望外の喜びです。本書は学術書ではなく、また数多くある「菜根譚」の逐条解説的な本でもない、実践のための、いわば”使う菜根譚”です。菜根譚は、幸不幸、成功不成功、天国か地獄かも人間の心の持ち方しだいといい、自分自身が心でどのように思うかといことを重要視しています。人間の器の大きさは、思いやりの大きさといっていいかもしれません、とくに孔子の「論語」では、思いやりの大切さは「仁」ということで強調されています、また、思いやりがないと人間関係はうまくいかないものです、まさに人間関係の潤滑油といえるでしょう。人の過去の悪事や古傷などをいつまでも覚えておくようなことをしない、つまり、忘れてこだわらないということです、きれいさっぱり水に流してしまうことがポイントです、そういうようなことを執念深くほじくり出したりすれば、良い人間関係なんか構築できないでしょう、たちまち人間関係は破綻してしまうでしょう。素直に反省できる人は、どんなことでも全て自分を磨く良薬にすることができるが、人の過失をとがめたり、他人を責めたり、責任転嫁する人は、その心や思いが起こるたびに、それがすべて自分を傷つける刃となる。小さなことでも、手抜きをしない、人目がなくとも、うしろ暗いことや誤魔化したりしない、落ち目や不遇になっても、決して荒れたり投げやりになったりしない、この三つのことができれば、それだけでひとかどの立派な人物である。

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著者プロフィール

早稲田大学法学部卒。大学在学中より名経営者である日本精工元会長・今里廣記氏に師事。その後も、京セラ名誉会長・稲盛和夫氏、アサヒビール元会長・樋口廣太郎氏などの著名な経営者から経営を学ぶ。
プロ経営者として、2007年に東証一部の(株)ハードオフコーポレーション代表取締役社長に就任。2014年には(株)リソー教育副社長に就任し、当時、破綻の危機に瀕していた同社にて、コンプライアンス重視の経営、ガバナンス経営を実現する経営改革を行い、1年半で見事復活させる。著書に『軍師の戦略』(クロスメディア・パブリッシング)、『稲盛和夫と中村天風』(プレジデント社)、『松下幸之助の菜根譚』(あさ出版)など多数。

「2019年 『1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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