ギャシュリークラムのちびっ子たち: または 遠出のあとで
- 河出書房新社 (2000年10月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309264332
感想・レビュー・書評
-
あっけらかんと当たり前のように,子供達が一人ずつ死んでいく.アルファベット順に全て違った死因で.本当は怖いことなんだけどね.
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子供たちがひとりずつ危険な目に合うというアルファベットブック。訳ももちろん素敵ですが、原文のリズム感と韻を踏んでいるところがとても好きです。内容はみなさんのレビューを見ていて想像がついていたのですが、図書館でお借りして驚いたのがこの本のサイズの小ささでした。これなら購入して自宅においても邪魔にならない!購入して大切に読み返したいです。イベントを通したことでちょっと違った目線でもこの本を読むことができ、とても楽しかったです。
-
英語のを読んでみたい
-
アルファベットの本
アルファベットの頭文字の名前の子供が死ぬ
ギャシュリークラムという単語の意味は不明 -
アルファベットに対応する形で不遇の死を
割り当てられる子どもたち。
絵本とは豊かな情緒を育むもの、
子どもは生き生きと成長するもの、という
世の中の見えない空気みたいなものをシニカルに
眺めるゴーリー氏の視点を感じる。
しかし何よりこの薄暗い内容がたまらなくて魅力的だ。人は恐ろしいもの、悲劇的なもの、不気味なものを実は好んで見たがる側面もあるんだよなあというのを実感する。 -
タイトルは良く分からんけど、要はアルファベット順に、その文字から始まる子供たちが酷い目にあいます。ちょいちょい死にます。不条理ここに極まれり。ちゃんちゃん、のお話。
-
180425
今年33冊目今月13冊目。
慈悲もなく容赦もなく救いもない。
恐ろしい絵本。 -
何とも悲惨な…
-
初ゴーリー。子どもたちが次々に残酷な方法で死んでゆく歪んだ不条理な世界なのに、なぜか惹かれてしまいます。あとがきにあった(この作品ではないけど)こういう作品を子どもに見せて「悪い子はこうなっちゃうよ」と脅す材料にするのは世界共通ですね。日本の絵本『地獄』もそりゃあ残酷です。本当に酷い死に方をする子もいれば、不謹慎にも笑ってしまうような滑稽な死にざまもあります。ゴーリーの世界観、なんか好きです。他の作品も読んでみよう。