蒼い時

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制作 : Edward Gorey  柴田 元幸 
  • 河出書房新社 (2001年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309265025

蒼い時の感想・レビュー・書評

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  • 蒼が美しい。

    どこか間が抜けた可愛さを持つ2匹。
    それに対局なまでの言葉(文章)の数々。
    理解できない。でも感じる。

    言葉を折り重ね、愛(動物・人間愛)を小難しく語り合っているのだろうか。

  • ゴーリーの絵本にしては珍しく可愛らしい本。『なんとなく哲学ふうの、いくぶん切ない物憂げな気分を、きわめて快く喚起してくれる』本。2匹の犬の一見チンプンカンプンな会話。何か深い意味が込められて…いるのかしら?この意味不明さが心地良い癖になる。初見では「ゴーリーにしてはつまらない」と思ったけど、じわじわくる魅力ありマス。

  • 独特の韻を踏んだ文章を原語で楽しめないので、そう言う意味では味わうのが難しい作家でもあるエドワード・ゴーリー。「読み解くのが難しい」「哲学的なのか奇天烈なだけなのか判別しにくい」と言う印象が強いが、旅行嫌いな作者がスコットランドに行った時の事を描いたと言うこの本、深く考える事なく、これは知らない土地でその瞬間々々に頭の中をよぎった「旅行」とは関係ない頭の中の独り言を書いた物と言う印象で、黄昏時に関わらず、人は場所に相応しくない事を散文的に思うもんだよなぁ、解る、と思った一冊。

  • 旅行嫌いのゴーリーが珍しくスコットランドへ赴き、その思い出を表紙にいる二匹の犬に託して語った絵本。
    訳者・柴田元幸さんによると「犬」かどうかも不明のようですが。どのあたりがスコットランドなのか、またかみ合っているのか微妙な会話ばかりと謎だらけ。ほぼ全作を訳している柴田さんが分からないなら、わたしが分からなくても当然か(笑)見た目は全く同じ二匹だが、会話からなんとなくおっとり系とひねくれ系に分かれているように思う。ワインの会話がお気に入り。とぼけた表情の犬たちを眺めるだけでも楽しめる一冊。

  • 『旅嫌いのゴーリーが、唯一遠出したというスコットランド旅行での思い出を二匹の犬に託して語る摩訶不思議な物語』とありますが、どこら辺がスコットランド?犬なのか?コレ(笑)。…で、やっぱり意味不明。訳者もやはりワケワカランという事なので、自分の知力のせいじゃないと一安心。英訳の途中に日本語の文章(ローマ字)があるのは何故?本に不備があるとされ通販元から\0で送られてきたけど不備見つからず。もしかして【あいしあお 。】という活字の部分かと推測しますが、これなら解説を読めばワザとと思われるので無問題^^

  • ◆もう、スコットランド旅行の覚書を2匹の犬に託して語るという設定だけで、犬好きの私には十分。◆パラパラと気楽に読む。タロットカードみたいな本。体調や気分によって、読み取れる意味やイメージが変容する。◆こんなところで日本語がでてくるなんて! しかもこんな言葉(笑)◆原題直訳は「蒼い時」。挿絵の背景もまさに青。「黄昏時」という意味で用いられるらしいが、2匹の対話のつかみどころのなさは「黄昏」の語源「誰そ彼(たそかれ)」に、なるほど似つかわしい。◆手元に置きたい「愛らしい(by訳者)」本。眠る前の理想の1冊。【2013/03/13】

  • 人生は理屈通りにはいかない。いろんなものが抜け落ちるから。

  • 知らずに見たら、この生き物なんだろう?と思うかも。
    犬なんですね、この子たち。
    二匹の犬が ぽつりぽつりとつぶやきながら どこへやら…。
    青、黒、白 の三色で描かれています。 芸術的。
    私はエドワード・ゴーリーが大好きで、彼の作品をたくさん読んできましたが、これが一番好き。
    救いようのない残酷なお話が多いのですが、この作品は可愛らしいので、こわいの苦手な方でも安心して読めることでしょう。

    絶版なので、ネットでお探しください。

  • ゴーリーさんの本だけど、怖くない!
    本文は謎かけみたいな言葉で、
    グロテスクではないし、棘棘しくもない。
    見ていると、なにか考えてしまうようだけど、その時間、
    じつはなにも考えていなかったのじゃないか…という
    へんな気分になる。
    ようするに、何が書いてあるかわからないけど、
    なぜか心地良くて、つい眺めて(読んで)しまうという本。
    時たますごく開きたくなるときがあるなあ。
    カバーを捲った本体の蒼も美しい。

  • “君の考えてることが重要なのか 僕にはわかったためしがない“
    この一文がとても残っている。

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