肌断食 ---スキンケア、やめました

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 201
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309273891

作品紹介・あらすじ

スキンケアをしてはダメ!『え?洗いっぱなし?何もつけないの?』大丈夫。あなたの肌は賢い。どんどん肌がきれいになるから、一生、ずっと、肌断食。

感想・レビュー・書評

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  • いきなりにきびが大量発生。原因は不明。
    顔中がかゆくてかゆくてどうしようもなくて皮膚科に行ったところ、毎日使っていた洗顔料、化粧水、乳液、クレンジングがドクターストップ。
    化粧も石けんで落とせる粉おしろいを薦められ、敏感肌用の洗顔石けんをもらった。
    それからしばらくは石けんで顔を洗って、処方された塗り薬を塗って、粉おしろいを顔にはたく日々。日焼け止めもドクターストップ。
    全て止められて初めて自分の中のおかしな欲求に気付く。「何かを顔に塗りたい」という恐ろしく強い欲求。
    それでもどうしようもなくて、自嘲気味に「日焼け止めも塗れないの」と話していたら、「そのまま肌断食を始めてみたら?」と話してくれた人がいた。
    それが私がこの本を手に取るきっかけだった。

    基礎化粧品を使うスキンケアやめたら肌が健康になるというのが「肌断食」の主旨。
    日常生活であれば日焼けのリスクよりも日焼け止めを塗るリスクの方が高いとか、ファンデーションやおしろいにも紫外線をちらす効果があるとか、この本の内容が真実であるなら今の私の生活はかなり健康的ということになる。
    でも、そうなると今まで良かれと思って行っていた行為はなんだったのか。
    それにかけた時間やらお金やらは…。(げっそり)
    同テーマの本なども読んだ結果、石けんで顔を洗うのもやめ、粉おしろいもやめた。
    処方された塗り薬すら顔に塗りたくなくなってきた。(治療だから塗るけれど)
    人間変われば変わるものだ。

    本の中で丁寧に語られる著者の顔の変化と全く同じ変化が私に起こっているわけではない。
    そもそも始めた季節も続けている期間も違う。私はまだまだ駆け出しだ。
    でもにきびは回復してきた。
    薬が効いたのか。
    スキンケアをやめたことが良かったのか。
    ふて寝して睡眠不足が解消されたのか。
    またはその全てなのか。
    今はまだ通院中のため「肌断食」を継続中。
    このまま大きな問題が発生しなければずっと続けていくことになりそう。
    だってお金もかからないし、楽だし、関連書籍を読み漁るのも楽しい。
    こんな時でもまずは本を読むことから始めるんだなぁと、自分の中の本への信頼を再認識。
    活字が全て正しいわけじゃないのだから気を付けないと…。
    でもとにかく今は、この本との出会いが長年悩んでいた肌荒れを解決する運命の出会いでありますようにと切に願う。

  • 自分のしているのと、ほぼ一緒の内容だった。
    基本石鹸は使わず、毎日お湯洗い。
    かさついた時だけワセリン。
    それで肌も髪も状態は良くなりました。
    著者はパウダーファンデーションを使ったりもされているので、化粧ナシはちょっとね・・と思っている方には参考になると思います。

  • 自分のお肌を実験台に、化粧品を何も使わない記録。

    肌断食を一年半した私の教科書でした。
    何かあると、読み直し、きっと大丈夫と言い聞かせ、
    固形石鹸とワセリンのみで過ごしました。

    私の場合、色は白くならず、むしろ元の赤黒さ?が
    出てきた感じもありましたが、ほうれい線が
    なくなりました\(^o^)/これにはかなりびっくり!

    今は本当に無添加とうたっているYSラボさんの基礎
    化粧品を使い、メイクはポイントのみ。
    ファンデーションなし。塗りたいけど、私の場合は
    崩れ方がひどいので我慢。お粉も塗らず。
    楽ちんすぎて戻れません。

    ツルンとしたピカピカお肌を羨ましいなと思うことも
    あるけれど、当分このままいきたいな、と思っています。

  • 肌断食
    スキンケア、やめました
    平野卿子

    ∞----------------------∞

    著者の平野卿子さんがスキンケアをやめてからの1年を記録したもの。

    どれだけ脳内に化粧品が良いものと刷り込まれているのか。実際、表示を見ても何が入ってるかなんてほとんど分からない。ちょっと良さげな〇〇エキスが少し入ってたところで、海やお風呂で肌から何も染み込まないように、〇〇エキスも染み込まない。

    変わっていけば万々歳だし、変わらなければそれはそれでスキンケアをしてもしなくても一緒ということ。

    日焼け止めはやっぱりSPF値が高いものは肌に負担かけてて良くないのね。20分×SPF50=1000分。16時間も日光降り注ぐってどこ?って言うのは笑ってしまった。

    スキンケアしないだけで、ほうれい線が薄くなるなんて!ってびっくりだけど、逆にそれまでは触りすぎて肌に負担になってたってことかもしれない。

    時々皮が剥けた肌を見てふと原点に戻って何度も確認をするのが良かった。
    誰でも簡単に振り返らずに出来そうなことなのに出来ないって言うのは、原点に戻ってスキンケアまで始めてしまうってことなんだろう。
    著者の経験と知識のおかげで、このままでも大丈夫、スキンケアには戻らない!っていう意志を強く持てる。

    2022/08/21 読了(図書館)

  • 目次読み

    著者のスキンケアをやめてからの1年間をまとめた本
    目次で気になる部分だけを読んだ。

  • 何もつけない美容・宇津木式スキンケアを実践した方の経験談が書かれている本。化粧品断ちをしてもすぐには結果が出ないことに不安を感じていたところ、この本に全く同じような不安があったことが書かれていて安心しました。おかげさまで「このままのんびりとやっていけば少しずつ成果がでてくるのだろう」と信じて続けられており、以前より肌の調子もよくなってきています!

  • 知人に紹介されたので読んでみました。
    全てのスキンケアは(日焼け止めクリームであっても!)お肌に悪い。
    ということで、一切のスキンケアを止めた著者がその後1年にわたってお肌の状態がどうなっていったのかをレポートした本でした。

    私はこんな方法があるなんて全く知らなかったので衝撃的でしたが、検索すると結構知られたケア方法のようで、二重に衝撃を受けました。

    脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで添加物を一切含まない石鹸を純石鹸という。
    ワセリンは、酸化しにくい、肌にしみこみにくい、という特徴がある。
    日焼け止めはノンケミカルでSPFの低いものを厚めに何度も塗りなおすのが良い。ただし、塗るべきは東京の3~10月、10時~16時ごろまで。他は長袖や帽子でカバーすれば充分。

    このあたりを覚えておきながら、私もちょっとチャレンジしてみようかな、と思っています。
    今はコロナ渦でマスクがあるし、日焼けの心配が少ないという、なかなかよいタイミングでのスタートのような気がしてます。
    ただいま3日目ですが(普通にメイクはするので)クレンジングができない不自然さと戦っているところ。
    ワセリンがあるので、乾燥は思ったほどではありません。

  • スキンケアは不要であることを実体験とともにドキュメント形式で語ってくれる書。化粧品の素晴らしさを語るとともに、化粧品の恐ろしさを十二分に語ってくれる本。皮膚を溶かしているのかと思うと、界面活性剤の害は恐ろしい。

  • 前から化粧品信用してなかったけど、基礎化粧品外す発想はなかった。止めて2週間、何の問題もない。化粧品買ったばかりだけど、体に塗るかなあ。楽で戻れないかも。

  • 界面活性剤が皮膚を溶かして成分を染み込ませている、というのは知らなかった。かなり怖いね。なかなかスキンケアをやめるまではできないけど、なるべく界面活性剤の入っていないものを使うようにしよう。

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著者プロフィール

翻訳家。お茶の水女子大学卒業後、ドイツのテュービンゲン大学留学。主な訳書に『トーニオ・クレーガー 他一篇』、『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生』(レッシング・ドイツ連邦共和国翻訳賞受賞。以上、河出書房新社)、『南京の真実』(講談社)など多数。著書に『肌断食――スキンケア、やめました』(河出書房新社)がある。

「2019年 『ネオナチの少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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