きえもの日記

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著者 : 高山なおみ
  • 河出書房新社 (2015年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309285115

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きえもの日記の感想・レビュー・書評

  • 大好きなドラマの裏側でもある。

  • 高山さんが料理を担当したドラマ「昨夜のカレー明日のパン」のmakingノート(料理担当バージョン)
    高山さん初体験ということで、けっこうヘロヘロになりながら頑張っていたようです。
    ドラマ見てなかったけど(笑)

  • 2016/05/25読了

    日々ごはんファンは是非
    2017/04/2 再読

  • 映像を取るときの「きえもの」に、ホンモノの料理を作って出そうとするスタッフが、どんなことを思い、何が起きるのかが追体験するように読みました。
    仲良しで「ドンマイ」というわけにはいかない一瞬が積み重なった映像づくりの、厳しさと高まりが感じられます。

  • 『 日々ごはん』からのスピンオフ感あり。そして木皿泉ドラマとリンクしてお楽しみ倍増といった感じ。でも高山なおみさんはいつもの高山さん。いつでも変わらないことにホッとするし、リラックスして読めました。

  • きえていくものが、大切なもの

  • 物語に合ったご飯をつくること。
    作る人物に合ったご飯であること。

    たとえ器の中身が大して映らなくても。
    たとえ作中でひっくり返される料理でも。

    作中人物のらしさが出るような料理を。
    きれいに飛び散るような料理を。

    ドラマ撮影の流れと共に、撮影用のお料理がどんなふうに考えられているか、どのような作られているかが、日記風に綴られています。私の知らない世界。面白い。なるほどですねー。

  • 高山さんはいつでも高山さんだなぁとなんだかしみじみした。
    仕事への思い、好きなものを好きだと思う気持ち、友人や家族との関係。不器用で生々しく正直な人。

  • おなかがぎゅうぎゅうする。
    ものを作り出す現場って、みんな当たり前に一所懸命だから好き。

  • 高山さんの日記が好きで、全部読みたいなと思いながら、半ばわざと、少しずつ読んでいる。
    この本もそんな高山さんの日記の一つなのだけど、でも、いつもと全然違った。
    ベテランの高山さんが、テレビドラマの料理という初めての仕事に向かう日々。その心情を、いつもの率直さで書き記しているのだ。
    とてもやりたい仕事で、でも、とても荷が重くて…全編を通し、高山さんの緊張が伝わってくる。伝わりすぎて、私の脈拍まで上がって、耳鳴りや不眠(緊張状態がダラダラ長く続いたときの、私の症状だ)を引き起こしそうになる。

    ―考えなければならないことが山積みなので、これまでのことを忘れてしまう。なんだか、手が震えるような感じなのだ。(P23)
    ―どこかがずっと緊張しているのだ。(中略)どこへも行かないよう、風船のひもを握られているような……。(P27 )

    高山さんは、フリーランスだ。どれだけ大きな仕事であろうと、指導してくれる上司も、アドバイスをくれる先輩も、使える社内リソースのようなものもない。
    あるのは、自身の経験の蓄積と、仲間。

    慣れない仕事では、自分の弱さとも、もろに直面してしまう。自身を顧みる高山さん。

    ー私はいったい何なんだろう。(中略)緊張し、畏れ多くて手が震える。言葉も出ないし、脳みそが止まってしまうみたいなのだ。(P59)

    撮影は進んでいく。仕事のシーンの高山さんは、それでも、とてもスムーズに自由に役割を果たしているように見える。アイデアを出し、イメージはイメージどおりに形にしていく。それは、高山さんの確かな実力と実績の表れだ。経験は嘘をつかない。固い信頼を担保にした仲間は、何よりの力になる。
    時に失敗しながら、孤独に不安と向き合いながら、一方の現場では、プロとして充分にパフォーマンスし続ける高山さんの姿が、二重写しになる。

    ベテランであろうと、初心者であろうと、「初めて」はあるし、緊張したり戸惑ったり失敗する。言葉一つから、わからないことだらけだし、次の展開のイメージはわかないし、それ故、自分を安心させることができない。
    でも、そのことをリアルタイムで(愚痴ではなく)吐露し続ける人はあまりいないし、いたとしても、第三者がそこに寄り添い続けるということは、ほぼあり得ない。
    ところが、この日記には、それがある。

    いつもと違う緊張感が、高山さんのベテランとしての実力や、人としての強さを、却ってくっきり炙り出す。
    弱さ、不安、失敗、困難。
    その時を、彼女彼らはどうやって受け止めて対応してきたのか。「結果」はその蓄積でしかない。


    緊張感が、通奏低音のように響き続ける日記の中で、少しずつ、高山さんが「呼吸を始める」かのような記述が増えていくのが印象的だ。

    暫く不在にしていた夫のスイセイさんが、帰宅するシーン。
    ―スイセイが帰ってきたら、家も息をしはじめた。私も、息をしはじめた……ような感じ。(P30 )

    ―きのうは、現場での見の置き方が、ようやくひとつ分かったような気がした。「クウクウ」(引用注:高山さんが昔シェフをしていたレストラン)の大忙しの厨房のときみたいに、おへその下に気合が入った。(P80)

    パフォーマンスを出せる必要条件は何か。
    普遍的な言葉で一言で表すなら、「ニュートラルでい続けられる」ことに尽きると思う。
    どんなにパニックでも、瞬時に基本ポジションに自分を戻せること。
    実力の高低や経験の多少は、パフォーマンスの客観的な上限値を定めるが、その時出せる最高の力を出せるか否かについて、これ以外にないと思う。ニュートラルであり続けること。おへその下に力が入っていること。
    あるジャンルに関して、自分がそういう状態でいられるかどうか。その後の成長に決定的な影響を与える... 続きを読む

  • いつも高山さんの新刊は必ずすぐに購入してるんだけど
    今回はドラマの中の食事(きえもの)の仕事に
    参加した時の日記ということで購入をずっと
    検討してから慎重に購入した。

    結果は購入して正解。
    今回きえものを担当したドラマの原作本も持っていた
    ので、きえもの日記を読みながら、原作本の
    どの料理なのかを並行して読みながら、
    更にドラマもどのシーンかなって見ながら
    じっくりと堪能してしまった。

    原作本だけを読んだ時は、まぁいろいろ詰め込んだ
    あたりさわりのない物語かなってほかの人の
    レビューのように感動しなかったんだけど
    高山さんの料理への思い入れを読んでから
    ドラマを見て、原作本を読むと、最初に読んだ時以上に
    言葉の一つ一つに心に染みる感動が詰め込まれていた。

    木皿さんはやっぱり小説よりも脚本家としての
    才能がすごいんだなってすごく実感した。
    そして高山さんの表現力、目の前の出来事を
    自分の作業と並行しながらとても的確に表して
    いて、現場の様子が目に見えるようだった。
    すごく大変そうだったけれど、高山さんが参加
    したからこそ、ドラマは料理がとても印象に
    残るものになっていると思った。
    食べることは、生きること。まさにって感じ。

    昨日のカレー、明日のパンのファンの人なら
    絶対に買いな日記だと思う。

  • ドラマ”昨夜のカレー、明日のパン”の料理を担当した高山なおみさんの、撮影に関わる日々の記録です。このドラマのファンなので買ってみました。
    ”きえもの”と言われる、普段の美味しく食べる料理とはまた違う撮影用の お料理。その慣れない仕事に戸惑いながらも奮闘している姿が素敵でした。
    高山なおみさんの本は初めて読みましたが、とても読みやすい文章で、さくさく読めました。
    ドラマの撮影の様子も分かり、ドラマのファンの方ならば、とても楽しめる内容になっていると思います。

  • ドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」撮影現場でスタッフら大勢の仲間と心震わせ駆けぬけた4ヵ月を、日記とスケッチ、写真で綴る。特別対談=×木皿泉、ドラマに登場の総菜レシピ13品付!

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