世界悪女物語 (河出文庫 121B)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 701
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309400402

感想・レビュー・書評

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  • バートリがいたので。

  • 澁澤さんの、人間を描く切り口がすき。
    とにかくおもしろくってすらすら読めます。内容は重いけれど。
    私としてはエルゼベエト・バートリがいちばん強烈でした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「エルゼベエト・バートリがいちばん強烈」
      血との相性が良かったのでしょうね、、、
      読みたいと思っているのですが、ずっと放ってあるのがアン...
      「エルゼベエト・バートリがいちばん強烈」
      血との相性が良かったのでしょうね、、、
      読みたいと思っているのですが、ずっと放ってあるのがアンドレイ・コドレスク「血の伯爵夫人」(国書刊行会)、、、
      2014/03/18
  • 380
    大悪女の生涯には、魔性にみいられ魔性の命ずるままに生きた人間のおそろしさ、女の本性の端的な表象が発見され、読むものを慄然とさせずにはおかない。ルクレチア・ボルジアからマグダ・ゲッペルスまで、情熱にかられ、愛欲に身をこがし、血にみせられ、権力につかれ、運命にもてあそばれながら、奔放に生き破滅へと落ちていった史上名高い十二人の大悪女たちの生涯を流麗自在に物語る。

  • 私が高校生の時に、澁澤龍彦にハマるきっかけになった作品であり、この手のほの暗い作品を読むようになったきっかけの作品。
    淡々としていて、ユーモアのある書き方で面白かった。

  • べっきーなんてかわいいもんだなこりゃ。これを読んでぞくぞくしてしまう自分をかえりみると、人の本性はこっちだと思ってしまう。

  • 毒殺毒殺ぅ!

  • 史上名高い悪女が12人。
    『悪女』と一口に言えども自ら進んで欲望に身を任せるタイプ、周囲の状況に流されるタイプと色々あります。
    チェーザレが好きなのでその妹のルクレチア・ボルジアの章が一番好きです。
    政略結婚を繰り返し強要された彼女の不幸は悪女と言えるのか微妙ですが…。

  • 則天武后の章が衝撃的。

  • 何年ぶりかに再読。
    やっぱり面白かった!
    イタリアの女はこわい!

  • 昔はやっぱり毒殺が多かったんですね……
    カンタレラとか使った王女ばんざい!!

著者プロフィール

1928年、東京に生まれる。東京大学フランス文学科を卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介。また「石の夢」「A・キルヒャーと遊戯機械の発明」「姉の力」などのエッセイで、キルヒャーの不可思議な世界にいち早く注目。その数多くの著作は『澁澤龍彦集成』『澁澤龍彦コレクション』(河出文庫)を中心にまとめられている。1987年没。

「2023年 『キルヒャーの世界図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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