妖人奇人館 (河出文庫 121H)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 254
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309400891

感想・レビュー・書評

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  • パラケルススやノストラダムス、カリオストロなどその筋では有名な奇人、怪人などを軽く紹介した本。文体は古いわりに読みやすく、入門編には良いかと。

  • 2019年、25冊目は、約1ヶ月半、隙間読書用に持ち歩いてたヤツ。

    澁澤龍彦。この方、大好きなのよ。人間の負や闇の部分とか、倒錯と言われる、マイノリティの癖などに重きを置いたスタンス。幅広い知識とその審美眼。あくまで、概要紹介的ではあるが、ジャック・ザ・リッパー、ノストラダムスと言った有名どころ。カリオストロ、パラケルススと言った自分でもその名を知る方等々、氏のお眼鏡に叶った10人が紹介されている。

    また、ショート・エッセイ的なモノ三編がラストに入っている。特にラストの「倒錯の性」は個人的にすごく好き。

    隙間読書用として、読了までの時間はかかってしまったが、こぅいった形の隙間読書ってのもイイもんだと思わされた一冊。

  • 新書文庫

  • こんな人物が存在したのか!?という人物から、聞いたことのある人物の来歴などを紹介している本です。最後まで楽しく読めました。
    サラッと読めてしまうので、雑学を増やすのに丁度よいと思います。

  • 殺し屋ダンディが哀しかった。

  • 2013.05.27 読了

    単純に軽い読み物として非常に面白いものであった。

  • 30p頁分がダブっている上に逆さまに印刷されている不良品でした。・゚・(ノД`)・゚・。
    でも楽しかったです。

  • 歴史上の得体の知れない人物から、切り裂きジャック、三面記事を飾ったおかしな人まで、澁龍流のさらりとした表現で紹介。ベースはフロイトよろしく、リビドーと倒錯した性癖に帰着。カタログ的な軽い描写に、他の文献に当たりたくなること請け合い。

  • 変態さん大集合

    個人的には外で読んで欲しい

  • 全集でチェック。

    目新しい奇人は見当たらず。
    むしろ全集に載ってたバビロンの架空園という素敵極まるワードが秀逸。

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著者プロフィール

1928年、東京に生まれる。東京大学フランス文学科を卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介。また「石の夢」「A・キルヒャーと遊戯機械の発明」「姉の力」などのエッセイで、キルヒャーの不可思議な世界にいち早く注目。その数多くの著作は『澁澤龍彦集成』『澁澤龍彦コレクション』(河出文庫)を中心にまとめられている。1987年没。

「2023年 『キルヒャーの世界図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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