胡桃の中の世界 (河出文庫 121J)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 119
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309400976

感想・レビュー・書評

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  • プラトン立体、『ポルフィリオス狂恋夢』など、面白く読んだ。やっぱりこの人、博覧強記、という表現さえ超えてるかも。

  • 480
    石、螺旋、卵、紋章、時計、庭園――凝縮されたもうひとつの世界を宿す小宇宙をテーマに幾多の書物を渉猟し、さまざまなエピソードや原型をはらんで展開する多様なイメージの彼方に、人類の結晶志向の系譜をたどるイメージの博物誌。著者のエッセースタイルが確立された『夢の宇宙誌』のモチーフを継承し発展させた本書は、その後の著作活動の展開を告知するメルクマールである。

  • 特に興味深かったのが、『宇宙卵について』という章。
    これを読んでから、卵型のものが何となく神秘的に思えてしまう。

    図版がどれもオカルトチックでイカス。

  • 高校時代からがつがつ集めている澁澤コレの1冊。読みやすい上に分かりやすい部類に入ると思われます。これと「少女コレクション序説」「夢の宇宙誌」は俺的に欠かせない作品。

  • 渋澤龍彦四連発その3。個人的に、一番好きなエッセイ集。
    読みやすさも一番ではないかな?

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著者プロフィール

1928年、東京に生まれる。東京大学フランス文学科を卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介。また「石の夢」「A・キルヒャーと遊戯機械の発明」「姉の力」などのエッセイで、キルヒャーの不可思議な世界にいち早く注目。その数多くの著作は『澁澤龍彦集成』『澁澤龍彦コレクション』(河出文庫)を中心にまとめられている。1987年没。

「2023年 『キルヒャーの世界図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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