聖月夜 (河出文庫 な 7-10)

著者 :
  • 河出書房新社
3.42
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本棚登録 : 512
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404295

感想・レビュー・書評

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  • 間違えて借りた本です、今は夏ですが…(笑)
    せっかくだから読みました。ホッコリする物語でした。あっという間に読めます。子供の頃の事を思い出すような話ですね。

  • 童心にかえるような温かいお話が集まっていてよい。

  • 長野まゆみさんの、こういう童話のようなクリスマスの話が好き。星降る夜のクリスマス。観覧車に乗ろうよ。粉雪。

  • 面白かったです。
    物語の季節はまたしばらく先ですが、これからがわくわくするようなお話たちでした。
    「少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く」が好きです。アリスと蜜蜂にまた会えました。耳丸も。お茶会楽しそう。
    どのお話も動物が出てきました。犬は可愛いです。

  • 河出書房新社さん刊行の読みもの「星降る夜のクリスマス」「仔犬の気持ち」「少年アリス~三月うさぎのお茶会へ行く~」「クリスマスの朝に」を1冊にまとめました。
    …って内容だったんだな。でもこれは長野先生の挿絵などなどは一切収録されておりません。あくまでいつもの小説としての総集編でした。

  • ベタだけど、特別な日に不思議な少年と出会い、不思議な体験をする話が大好きなので「星降る夜のクリスマス」がとても好みだった。
    「星降る夜のクリスマス」のフラノのおじさんと、「クリスマスの朝に」のチッカディさんは、クリスマスの時期は忙しく、大きな荷物を持っているという描写から、サンタクロースなのではないかと想像できるのが楽しい。

  • '96.7読了。
    クリスマスにちなんだ短編集。

  • 荒んだ心に染み渡る、可愛くて暖かいお話ばかりだった。一文字一文字が綺麗な石みたいに思えるくらいに、丁寧に書かれた文章だと思った。
    2014/6/26

  • 夏なのに真冬の本・・・。

    初期のころの作品集。こういうのもまた書いてほしい。
    最近の作品は、すっかり「大人」になってしまった感があるので。

  • 『星降る夜のクリスマス』
    クリスマスの夜、デパートで買い物中の母を待つミラン少年が、不思議な雰囲気のフラノと共に遊園地に行くお話。
    フラノは天使と住んでいるようだ。
    キラキラふわふわした物語だった。

    『仔犬の気持ち』
    もミランが主人公で、クリスマスの出会いから時間をさかのぼり、愛犬タッシュが家に来てからの日々を描く。
    お兄ちゃんとの関係がいい。

    『少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く』
    少年アリスは読んでない。物語はまんま不思議の国のアリスの焼き直しであった。

    『クリスマスの朝に』
    唯一女の子が主人公。
    子犬のような巨体のうさぎをクリスマス休暇の旅行に連れて行くかどうかのあれこれ。


    クリスマスという設定もあるからだろうか、一段と単語の選び方や文章が綺麗。

    『紺青の夜天(そら)に、観覧車はイルミネエションを鏤(ちりば)めた蜘蛛の巣をひろげ、気まぐれな少年たちが網にかかるのを待っている』
    この美しさ。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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