綺羅星波止場 (河出文庫 な 7-13 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404523

感想・レビュー・書評

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  • 再・・・読。綺麗な短編と「野ばら」に似た「銀色と黒蜜糖」の入った一冊。ssを読んで、またその話がベースになっている(と思われる)別の作品を読み直したくなって、ただ今ループ状態…。

  • 大陸の涯での山地から運ばれて来た石は瑠璃色、それはやがて砕かれ、「群青」になるという。その鉱石が欲しくて、夜更けの波止場をさまよう灯影と垂氷の前に、丸眼鏡の妙な麺麭屋が現れた…。長野ワールド、夢の傑作短篇集。

    あらすじ抜粋


    夢、幻想が詰まっている。

  • 垂氷と灯影が可愛い・・
    垂氷と灯影はお互いを大切な友達と思ってるんだろうな~、と
    銀色と黒蜜糖は、夏至祭とはまた違い、
    どちらかと云えば野ばらに近い感じ
    最後の結末が以外で面白かったです

  • 初期の長野まゆみらしい短編集。
    どれも少し不思議な話。
    短編も良いですね。

  • 短編集。収録されている耳猫風信社が好きでした。
    水銀燈、やわらかなフランネル、黄金の釦。
    「野ばら」の亜種になる「銀色と黒蜜糖」も収録されています。<br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309404529/ieiriblog-22" target="_blank">綺羅星波止場</a>

  • 幻想的。その一言かしらと。私が好きなちょっと不思議な話ばかりが入っていました。主人公二人が銅貨と水蓮と似ている気もする、と言うか世界が同じかしら、とおもってしまいましたが。

著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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