ハング・ルース (河出文庫 さ 4-3 BUNGEI Collection)
- 河出書房新社 (1995年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309404622
感想・レビュー・書評
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最初に読んだ時は遥か昔のことでくっきりしてるわけじゃないけど、なんかドラマっぽいなぐらいの感想を抱いたような気がする。今、改めて読み直すと、めめちゃんっぽくないけれど、やっぱめめちゃんぽかった。居心地の悪さや、投げやりな感じ、もどかしさや、焦り、苛立たしさ。そういうのが、ごたまぜになって、なんだろうな。なるようにしかならないし、それもそんな悪いもんじゃないよ。って、思った。
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鷺沢さん2冊目。好きだな~。
大統領より悲しくなくて(多分)良かった。 -
2016年4月30日購入。
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自分で自分の人生を生きる、って決めたときの疾走感が好き。高校生のときはよく感じてた気がする。
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「ハングルース」ーー気楽に行こう。。。
ユニとフェイスはいまどうしているのかな。 -
宙ぶらりんでもいい。なんとなく生きてれば、なんとなくなんとかなるかもしれない。これも鷺沢さんらしい力の抜け具合でした。
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汚れた道の上にまた新しい足跡を刻んだ。
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さすが鷺沢さん、「負」を背負った人たちを描くのがうまいですね。
何というか、行き場を失った若者たちが、それでも生きていかなくてはいけない雰囲気がひしひしと伝わってきました。 :cry:
自分はもう若者と呼べる歳ではなくなりましたが、それでも不器用にでも生きていこうとする若者には共感してしまいます。
「ハングルース」ーー気楽に行こう、ああ今の私にもっとも必要な言葉かも。 -
ユニは十九歳、なんだかとても、“宙ぶらりんな存在”のような気がする。一緒に暮らしていた男から放り出され、「クラブ・ヌー」でフェイスと出会い、投げやりな共同生活を始めた…。“温もり”を求めてさまよう、青春の物語。
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この手のポーズはハング・ルースって言って”気楽にいこうー”って意味なんだね。