驚愕の曠野 (河出文庫)

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著者 : 筒井康隆
  • 河出書房新社 (1997年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309405155

驚愕の曠野 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 思い返せば初読は十年前。
    再読し、やはり凄まじさに茫然。
    語り語られ、書き書かれという筒井の思考の果ては、ついに殺し殺され、喰い喰われにまで至ってしまった。
    そしてこの物語の中には、すでに書き手も読み手も織り込まれているという恐ろしさ。
    そして卑小なキャラクターたちの、殺伐とした世界にあって利己意識のみが自分を支配していると認識しているのに、なぜかしらにじみ出る愛おしさの感覚がまた、よい。
    再読して、p.156の昼と夜、太陽と月と星についての記述の巧みさに驚いた。
    こういう細部の積み重ねが、この小説を成立させている。

  • この短篇集では「冬のコント」が好き。途中まで普通の喜劇のようなのに、徐々に妻の頭が扁平になったりとか、ボーイが発狂し始めたりとか、気の狂ったシュルレアリスムな状況になってきて、飛び出す名言、「地獄じあ。地獄じあ」。ホントに地獄だよ。そして、もはやレストランは地獄になったのに、最後はボーイがクビになるなんて言う、くだらないほど現実的なオチで落とす。

  • なんか思い立って、筒井康隆。

    メタだな~。
    いつ読んでも、新鮮さがあるな。
    筒井を読みあさっていたのは、もう20年近く前だけど、
    ちょっとまた読んでみようかな。

  • 自分の脳内の世界が広がっていくようなとても深みがある本だと思う。
    でもこの本、ダメな人はダメだろうな。。 自分的にこの小説の世界の雰囲気は「北斗の拳」 (あくまで自分的には)。

  • 筒井作品で一番好き。
    台風の日に読み、怖かった。

  • 反物語。円環状の構造が面白い。

  • メタ。輪廻。展開。

  • 切れ切れになった物語。読み解くにつれて、物語の内と外が入り混じっていく。めくるめく混沌の後、立ち尽くす驚愕の荒野。

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