A感覚とV感覚 新装版 (河出文庫 い 1-4 稲垣足穂コレクション)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309405681

感想・レビュー・書評

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  • 夢がしゃがんでいる

  • タルホ論考がこんなにフロイトしているとしらずにいたのは迂闊であった。エロティシズム、ホモセクシャル、フェティシズム、ナルシズム、スカトロジーまで。トイレット、腸内寄生虫まで。しかし最後には、生のグロテスクが精神夢の形而上学であるとわかるのだ。難解というより奇怪なので少々手ごわい本だが「微妙な花」であることは間違いない。あの上品なフロイト学者M先生は読んでるだろか?

  • 稲垣足穂といえば「一千一秒物語」が有名ですが、
    こちらは雰囲気が違います。
    勿論、Aはアナル、Vはヴァギナです。

  • 不思議な感覚で、気付けば色々知りました。

著者プロフィール

稲垣足穂(1900・12・26~1977・10・25) 小説家。大阪市船場生まれ。幼少期に兵庫・明石に移り、神戸で育つ。関西学院中学部卒業後、上京。飛行家、画家を志すが、佐藤春夫の知己を得て小説作品を発表。1923年、『一千一秒物語』を著す。新感覚派の一人として迎えらたが、30年代以降は不遇を託つ。戦後、『弥勒』『ヰタ・マキニカリス』『A感覚とV感覚』などを発表し、注目を集める。50年に結婚、京都に移り、同人誌『作家』を主戦場に自作の改稿とエッセイを中心に旺盛に活動し始める。69年、『少年愛の美学』で第1回日本文学大賞受賞、『稲垣足穂大全』全6巻が刊行されるなど「タルホ・ブーム」が起こる。

「2020年 『稲垣足穂詩文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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