サド侯爵 あるいは城と牢獄 (河出文庫)

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著者 : 澁澤龍彦
  • 河出書房新社 (2004年10月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309407258

サド侯爵 あるいは城と牢獄 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 第1章ではサドについて、第2章ではボルヘス、バイロンなど西洋の作家について、第3章で稲垣足穂など日本の作家や翻訳者について書かれたエッセイ。現実では獄中に閉じ込められた哀れな体制と権力の犠牲者だったが、小説世界では逆にあらゆる権力を自由に行使する専制君主であったサド。サドはどこから見ても囚人だったが、小説作品を書いていた時には投獄する城主になっていた、と、いう「城とは裏返しにされた牢獄であり、牢獄とは裏返しにされた城である」という2重性はサド文学の逆説的性格に一致するのである。

  • 翻訳家や装丁について、澁澤先生が語っている本。ちょっと珍しい気がする。双子の話が有るのでまた読むだろう。

  • 澁澤さんといえば定番のサド関連のエッセイが半分と、他作家の作品のあとがきや解説として納められたものなんかが半分づつ。稲垣足穂や唐十郎、堀口大学、ヴィスコンティやバイロス、澁澤さんの目を通して評されるといつも目からウロコの気分がします。

    (※収録タイトル)
    城と牢獄/サドの論理/サド侯爵とジャンヌ・テスタル事件/サドとマゾッホ/精子派としてのサド/フランス版『サド侯爵夫人』について/惑星の運行のように/ラコスト訪問記/ラウラの幻影

    ポルノグラフィーをめぐる断章/近親相姦、鏡のなかの千年王国/エレアのゼノンあるいはボルヘスの原理/『イタリア紀行』について/アリアドネの日記/ヴァルーナの鎖/一冊の本 コクトー『大胯びらき』/バイロスについて/ヴィスコンティ「家族の肖像」について

    金魚鉢のなかの金魚 埴谷雄高について/稲垣足穂さんを悼む/美しい笑顔 滝口修造さんを悼む/呉茂一さんの翻訳について/堀口大学氏の翻訳/思想の良導体 齋藤磯雄氏の翻訳について/超低空を飛ぶひと 川崎長太郎/不真面目人間の栄光と悲惨 種村季弘『詐欺師の楽園』/観念の動物園「唐版犬狼都市」のために/加山又造あるいは豪奢な禁欲主義/宝石のようなイメージ 野中ユリのこと/銅版画のマニエリスト 山本六三/潜在意識の虎 『動物の謝肉祭』序

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