闇の中の系図 (河出文庫 は 14-6)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 51
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309408897

感想・レビュー・書評

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  • 古代から続く嘘つきの一族、嘘部。
    嘘をつく事によって日本を支えてきた一族。

    あーもう、何て面白いこと考える人なんだろうか!
    本当にそんな人達が居たのではないかとすら思える。
    内容はそこまでトンデモな訳でもなく、以外と真面目。
    三部作という事で次の巻が楽しみです。

  • よくある連綿と続く「一族」の物語。

    もう少し「一族」のリアリティを書き込んでも良かったのかなとも思うけれど、そういう小説ではないということなんでしょうね。書き込めば書き込むほどディテールに拘る人しか楽しめなくなるということもあるし。

    誰もが思い当たるエピソードをモチーフに、広く楽しめる作品になっていると思います。

  • なかなか好き。長いようで短いようで長い話だった。ラストが何気に好きだったりする。

著者プロフィール

1933年東京都生まれ。都立高校卒業後、紙問屋の店員、板前見習、バーテンダーなど様々な職業を経験した後、広告代理店に勤務。62年「SFマガジン」第2回SFコンテストに「収穫」が入選。71年初の単行本『およね平吉時穴道行』刊行。73年『産霊山秘録』で泉鏡花文学賞、75年「雨やどり」で直木賞、88年『岬一郎の抵抗』で日本SF大賞受賞。『石の血脈』『戦国自衛隊』『妖星伝』など著書多数。2002年逝去。

「2023年 『半村良“21世紀”セレクション1 不可触領域/軍靴の響き 【陰謀と政治】編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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