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- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309411033
作品紹介・あらすじ
フェミニズムからマチスモまで、真摯にしてかつ一筋縄でいかぬ10の物語。読者の期待を裏切らない、至高の傑作小説群。
感想・レビュー・書評
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文学
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十蘭の北方史への愛着を感じる漂流もの2編の描写が実に痛ましい。舵も帆も失って数年間も流され続ける船の上で、飢え、絶望し、心身共に蝕まれていく人々。東北の大飢饉の中、新天地を求めてなお夢破れた人々。悲しくはあるけれど、精一杯生きようとした人々の夢のあとがじわっと胸にしみる。
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2012/9/6購入
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河出文庫の十蘭短編集も3冊目。個人的には戦時中の異国ものよりは、日本の時代ものが面白かったです。
※収録作品
「女傑」号/巴里の雨/風祭り/幸福物語/手紙/半未亡人/田舎だより/ひどい煙/重吉漂流紀聞/ポニン島物語 -
文庫で読む十蘭傑作選、好評第3弾。ジャンルは、パリ物、都会物、戦地物、風俗小説、時代小説、漂流記の10篇。全篇、お見事。
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