NOVA 7---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 202
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309411361

作品紹介・あらすじ

完全新作オール読切SFアンソロジー全10編収録。

感想・レビュー・書評

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  • スペース地獄篇 / 宮内悠介
    コズミックロマンスカルテットwith E / 小川一水
    灼熱のヴィーナス / 谷甲州
    土星人襲来 / 増田俊也
    社内肝試し大会に関するメモ / 北野勇作
    植物標本集 / 藤田雅矢
    開閉式 / 西崎憲
    ヒツギとイオリ / 壁井ユカコ
    リンナチューン / 扇智史
    サムライ・ポテト / 片瀬二郎

    「スペース地獄篇」、「コズミックロマンスカルテットwith E」、「灼熱のヴィーナス 」、「土星人襲来」が面白かった。「サムライ・ポテト」はSFというよりファンタジーかなあ。

  • ゴリゴリのSF作品ではないことは留意すべし。
    一応能力的なもの、や設定のみというのも
    多めですので。

    やはり大家の作品は裏切りませんでしたね。
    ゴリゴリのSFに硬派な男性が出てくるという王道な
    設定だけれども、読んでしまうのです。

    でも切ない系のSFも悪くないのよね。
    「リンナチューン」はその最たるもの。
    いつかこういう日が来るとは思うの。
    でも、目の前の現実は変わらない…

  • スペース金融道
    2nd
    地獄編
    アンドロイドに逃げ込んだ、人工生命体(兎)からの取立て。

  • NOVA 7---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 谷甲州と宮内悠介は既読だったが、他の収録作品も楽しめたので満足。

  • 完全新作オール読切アンソロジー。全十篇(扇智史、小川一水、片瀬二郎、壁井ユカコ、北野勇作、谷甲州、西崎憲、藤田雅矢、増田俊也、宮内悠介)。
    (2012年)
    — 目次 —
    宮内悠介『スペース地獄編』
    小川一水『コズミックロマンスカルテットwithE』
    谷甲州『灼熱のヴィーナス』
    増田俊也『土星人襲来』
    北野勇作『社内肝試し大会に関するメモ』
    藤田雅矢『植物標本集』
    西崎憲『開閉式』
    壁井ユカコ『ヒツギとイオリ』
    扇智史『リンナチューン』
    片瀬二郎『サムライ・ポテト』

  • いきなり7から読み始めたけど問題なし。SFって普段読まないのだけれど、ありきたりなストーリーに近未来性を少し足すだけでSFに出来ちゃうのは良かれ悪かれ面白い。
    設定一つで物語の深みが決まるジャンルであるような印象を受けたけど、惹かれるストーリーも多かったので、気持ちのいい読後感。

  • 毎号楽しみな短編集

     最初の「スペース地獄篇(宮内悠介)」は駄作。おもしろくない。

     タイトル通りギャグSFの「コズミックロマンスカルテットwith E(小川一水)」もおもしろくない。

     土木シリーズ「灼熱のヴィーナス(谷甲州)」も技術者精神論っぽく、イマイチ。

     ドタバタ「土星人襲来(増田俊也)」も流し読み。

     またまた、ドタバタ「社内肝試し大会に関するメモ(北野勇作)」もほぼパス。

     次こそはと「植物標本集(藤田雅矢)」に進む。タッチが良い。展開も早い。なかなか楽しめるとおもったら、オチに切れがない。少し残念だ。

     なんか今回はハズレかなぁと思いながら「開閉式(西崎憲)」を読んでその思いを強くする。

     設定他が乗り切れず「ヒツギとイオリ(壁井ユカコ)」もパス状態。

     学園モノ「リンナチューン(扇智史)」で復旧をはかるも惨敗。意味不明やんか。

     ラスト「サムライ・ポテト(片瀬二郎)」はロボットもの。酔っ払ってたからか、全く乗れず断念。

     結果的には残念だったかな。

  • どれも楽しく読んだけれど「サムライ・ポテト」はストレートでわかりやすくてジンとした。

  • 非常に、完成度の高い一冊だったと思います。
    収録作品が、全体的にとてもレベルが高い。隙が無い、という言葉がしっくりくるように思います。宮内悠介さんの短編は流石の完成度でしたし、小川一水さんもユニークな一編でした。北野勇作さんの作品は、これまでの「社員シリーズ」の中で、個人的にもっとも面白い代物だったと思います。
    そしてそれらの中でも白眉だったのは、片瀬二郎さんの『サムライ・ポテト』でしょう。卑怯なくらいに真っ直ぐなロボットSF。変な仕掛けを盛り込まず、ひどく真摯に描かれたこの一編には、感動せざるを得ませんでした。
    自信を持って人にお勧めできる、そんな一冊だったのではないでしょうか。

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