キャラクターズ (河出文庫)

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著者 : 東浩紀 桜坂洋
  • 河出書房新社 (2012年7月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309411613

キャラクターズ (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 作者のバックボーンでリアリティを担保するようなゴシップ趣味と通じる私小説が幅を利かす純文学に対する気鋭の批評家とラノベ作家の当てこすり。文壇とか文学の潮流とかに興味があれば面白いかもしれない。が、書き手や批評家でも無い限り、狭い世界の当てこすり。代替のもっと大きい作品を提示しないと駄目なんだろうけどそこを小説の形式でやったという寸法。かのような私小説には否定的なので基本的な部分は共感できるのだけれど、それらも含めてポン。ポイじゃない。ポン。ポイとは捨てる。だから拾うこともできるかもしれない。ポンというのは消えるので、拾えない。これら一切合切のやりとりをポンしたくなった。そういう意味で、いい本。迷わず書けよ、書けばわかるさ。みたいな気分になれた。

  • 東浩紀 内臓に詰まった糞尿 桜坂洋 阿部和重 筒井康隆の二番煎じ 東京都大田区池上 過去のある時点でヒロインを選択済み 演歌に倣って北へ旅に出ようか 国道沿いのジャスコ的空間 夕暮れの国道一号を下って川崎方面へと向かった 県境の多摩川大橋を渡り、御幸公園の交差点を左に 同じ三井系資本のららぽーとシリーズよりも店舗空間にゆとりがある 文学はいまだに下北沢や西荻窪のような猥雑な街で始まると考えている 足立区西新井大師 清廉潔白 オルグ組織者 妻の前で奴のケツに文学を叩き込んでやる ラゾーナ川崎の近くには巨大な場外競馬場があり、南船橋にあるららぽーとの真横には船橋競馬場がある。ららぽーと豊洲の近傍に建ち並んでいるのは低家賃の公団住宅だ。ショッピングモールが建設される土地というのは、本来そういうところなのである。だが、両者は壁やスカイウォークで区切られ、下駄履きの生活空間とモール内の「都市」が直接触れ合わない親切設計になっている。 新宿や渋谷に心がないのと同じく、モールに心はない。人の心は、壁を隔てた外側にある、資本主義に見捨てられた貧相な街で静かに眠っているのだ。 川崎テックセンター 川崎ソリッドスクウェア 舞浜埋立地の転売 三井不動産 シミュラークル紛い物文化 恨みは恨みで、成長は成長だ。恨みや妬みをバネにしてお前は努力したのかもしれない。だけれど、その努力はお前がしたものであって、どこにいるかわからない神様や会ったこともない阿部和重がくれたものではないだろう。 この瞬間の怒りがすなわち文学が求めるパワーだ。お前に欠けているものだ。ノートにメモっとけ。 セックスと暴力がないと文学ではないというのは、日常生活では隠れているそれが露わになるときこそ人間の本質が出るはずだからだ。セックス&バイオレンスは人間の本質と抱き合わせ販売みたいなものだ。 ペドファイル 少女生愛者の中年の悲哀を描写できる。 リーマン系メガネ中年の肛姦 アイロニカル皮肉 柄谷行人からたにこうじん 村上春樹は批評をまったく無視した シンに革新的な表現は同時代に黙殺され、未来に発見される。それが宿命だ。 ラカンの理論を援用して「ボロメアの輪」になぞらえる。80年代の遺品 新井素子Tシャツ 中森明夫50

  • 最高の怪作

  • 自分が最も本を読んでいなかった頃の著作。いや、面白かった。裏ベストワンだろう。

  • 何度でも違う角度から読むことが出来そうでワクワクした

  • 大学時代の色んなことが思い出され、とても懐かしい気持ちになった。
    思い返せば良い時代に大学生ができたのだなあと思った。良い時代だったな。

  • 共作とは言え、初めて読んだあずまんの著書。この本が「野心的な試み」だからなのか、東浩紀という人物(桜坂洋もだけど)の印象がうまく捉えられなかった。とりあえず他の著書も読んでみよう。そう、動ポモあたりから...

  • 「キャラクターズ」よろしく僕も某代官山○SUTAYA爆破しに行こうかな。
    桜坂さんハラショー!

  • 批評家とラノベ作家の共作。批評のキャラクター小説化。
    東浩紀が分裂し暴走するメタ話。めまぐるしく混沌と場面が転換されるが、これは一つの私小説であるという解説は正鵠を射る。
    しかし、これは私の読書体験の多さが東>>桜坂であるからであって(「All You Need Is Kill」しか読んでないので)、東サイドの視点で入ってしまっているから。桜坂作品を読みこなす人ならば、また違った読み方入り込み方ができるかもしれない。これもキャラクター”ズ”の”ズ”たる一因か。
    共著作品の面白さを、あるいは楽しみ方を、もうひとつ思い知った。

  • 巻末の中森氏の解説は必読。

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キャラクターズ (河出文庫)の作品紹介

批評家・東浩紀とライトノベル作家・桜坂洋は、東浩紀を主人公に小説の共作を始めるが、主人公・東は分裂し、暴走し……
批評家とライトノベル作家による、「批評」の「キャラクター小説」が文庫化。

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