むかしの汽車旅 (河出文庫)

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制作 : 出久根 達郎 
  • 河出書房新社 (2012年7月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309411644

むかしの汽車旅 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • アンソロジー、しかも明治時代からの作品を含むだけに脚注なり、解説が欲しかったのでマイナス1点。

  • 森鴎外「電車の窓」、芥川龍之介「蜜柑」、石川啄木「雪中行(小樽~釧路)」、永井荷風「深川の唄」、中原中也「三等車の中」、太宰治「列車」、坂口安吾「解散列車」など鉄道に寄せる想いのアンソロジーです。出久根達郎 編「むかしの汽車旅」、2012.7発行です。

  • 30人のもの書きの書いた汽車、路面電車、駅などにまつわるアンソロジー。
    夏目漱石、正岡子規、宮澤賢治、中原中也、太宰治などそうそうたる顔ぶれです。

    鴎外が路面電車の車中で女性と言葉を交わす一場面を小説のように書き、
    虚子は無理に歩きで辿るよりもと、汽車で巡る奥の細道を語り、
    かと思えば、
    荷風が東京の路面電車の車中に江戸の香を残す古き東京の匂いを漂わせ、
    朔太郎は並行して走る列車への乗り換えの誘惑を詩のように語ります。

    一流のもの書きは、小品を書いても持ち味がきちんとにじみでています。

    いずれも、懐かしさをもつことのできないもう少しむかしの情景を目の前に活きいきと再生してくれます。

    あちこちに散っている文章を、ひとつテーマの下に、ひとりではとても読むことはできません。
    アンソロジーは、編者の確かな目だけが頼りです。

    河出文庫の文庫編集魂に支えられた、うれしい1冊です。

  • 20121227 電車の旅、懐かしい、また行きたくなった。

  • 古書店主でもある編者が、過去、汽車・電車にまつわる小品を集めたアンソロジー。
    岡本綺堂氏のエッセイが載っていたので、手に取りました。

    印象に残ったのは、
    停車場の趣味/岡本綺堂
    深川の唄/永井荷風
    化物丁場/宮澤賢治
    シベリヤの三等列車/林芙美子

  • 地点と地点を最短で結ぶのは、旅ではない。移動でしかない。
    旅はやっぱり汽車だよね〜。

    どの文章もそれぞれ汽車の旅そのもののようにゆったりと含みがあるけれど、こうしてみても、芥川「蜜柑」はいいなあ。

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