NOVA 9 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

制作 : 大森 望 
  • 河出書房新社
3.55
  • (4)
  • (12)
  • (13)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 150
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309411903

作品紹介・あらすじ

日本SF草創期を支えた第一世代作家から、2010年代デビュー作家までの11人が集う、最新の日本SF短編集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ユニークものがおもしろいかしら。
    メロンとクマのやつとか。
    メロンが凶器なんですよ、ええ。
    しかも書いているのは超有名作家さんです。

    最後の作品がいわゆる今のご時世ならば
    身近に感じられるかしらね。
    ネットライブで投げ銭とかもあるから
    なお身近に感じるかも。

    ただまだ読み取る要素とかはないけどね。

    本能寺の変の改変SFも面白かったわね。
    スケールがバカになっていてまさにバカSF。

  • スペース金融道
    中空のカジノで通貨発行。

  • NOVA 9 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 書き下ろしコレクションの9番目。入手するのが遅れたので
    三つ四つ既読だった。

  • [『書き下ろし日本SFコレクション NOVA9』を読んで - heyheytower]( http://maijou2501.hateblo.jp/entry/20130325/1364225373 )

  • 日本SF第一世代の作家から二〇一〇年代デビューの気鋭の新人まで、十一人が集う。眉村卓、浅暮三文、斉藤直子、森深紅、田中啓文、小林泰三、片瀬二郎、宮内悠介、木本雅彦、谷甲州、扇智史。
    (2013年)
    — 目次 —
    眉村卓『ペケ投げ』
    浅暮三文『晩夏』
    斉藤直子『禅ヒッキー』
    田中啓文『本能寺の大変』
    森深紅『ラムネ氏ノコト』
    小林泰三『サロゲート・マザー』
    片瀬二郎『検索ワード:異次元/深夜会議』
    宮内悠介『スペース蜃気楼』
    木本雅彦『メロンを掘る熊は宇宙で生きろ』
    谷甲州『ダマスカス第三工区』
    扇智史『アトラクタの奏でる音楽』

  • 眉村卓「ペケ投げ」
    朝暮三文「晩夏」
    斉藤直子「禅ヒッキー」
    田中啓文「本能寺の大変」
    森深紅「ラムネ氏ノコト」
    小林泰三「サロゲート・マザー」
    片瀬二郎「検索ワード:異次元/深夜会議」
    宮内悠介「スペース蜃気楼」
    大本雅彦「メロンを掘る熊は宇宙で生きろ」
    谷甲州「ダマスカス第三工区」
    扇智史 「アトラクタの奏でる音楽」

    全体的にSF色は強くない作品が多い。独特なワンアイディアものがだいたいだった。

    小林 泰三「サロゲート・マザー」
    短編の「人獣細工」を思い出す対象が出てくるが、雰囲気はまったく異なる。今も尾を引いている問題を敷衍して、小林泰三らしい物語にもってきている。
    この作家の持ち味の、論理的なのにねじくれた会話の妙もある。

    片瀬二郎「検索ワード:異次元/深夜会議」
    怖い話系の映像作品にそのままなりそうな、都市伝説ホラーが二篇。この作家さん、いつか角川ホラーあたりで本を出しそう。

    宮内悠介「スペース蜃気楼」
    宮内さんの作品はいつも面白い。絶体絶命の状況でギャンブルって好きそうだなー。伏線と逆転をいつもきれいに決めてくれる。

    アイディアと軽妙な展開でどの作品も面白かった。ただ、ガツンとくる短編も読みたい。

  • 少しばかり飽き気味のアンソロジー

     大御所とも言える作者さんの「ペケ投げ(眉村卓)」は奇妙な物語であるが、SFではない。

     嫌いな「晩夏(浅暮三文)」、SF色がない「禅ヒッキー(斉藤直子)」、バカ話の「本能寺の大変(田中啓文)」、テーマが理解できない「ラムネ氏ノコト(森深紅)」と続く。

     作者さんの名前をみつけて期待した「サロゲート・マザー(小林泰三)」は、半分でオチが読めてしまい興ざめ。

     なにが言いたいのかわからない「検索ワード:異次元・深夜会議(片瀬二郎)」、設定ほかが好きではない「スペース蜃気楼(宮内悠介)」、タイトル通り面白くない「メロンを掘る熊は宇宙で生きろ(木本雅彦)」。

     土木シリーズ「ダマスカス第三工区(谷甲州)」を楽しもうと思ったが、今回も乗れなかった。

     こうなるとラストの「アトラクタの奏でる音楽(扇智史)」も流し読み。本作は、全般的におもしろくなったな。

  • (2013.5)

  •  書き下ろし日本SF短編のアンソロジー第9弾。今回は書いている作家の世代も作品のジャンル自体も幅広いのだが、バカバカしくも好みの作品が多くて、最近の中では楽しめた。斉藤直子「禅ヒッキー」、小林泰三「サロゲート・マザー」、木本雅彦「メロンを掘る熊は宇宙で生きろ」あたりが印象に残っている。眉村卓「ペケ投げ」も不思議な余韻の作品だった。
     このアンソロジーも次回の第10弾で、とりあえず打ち止めにするらしい。

全17件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×