- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309412856
感想・レビュー・書評
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いじめから始まる物語。あさのあつこらしい、青春交えた1冊。
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中学生のイジメに復讐計画をたてる話。
久利谷がヤラれる所まで書いてほしかった。どんな復讐計画をたてて実行したのか見たかった。なので★2
これからじゃーんて時に終わったから残念に思った私は性格悪いのかしら… -
いじめなんて決してなくならない。
きれい事だけでどうなるものでもない。だからこそ、うまく付き合っていくための術を教えてくれる名著。
是非子どもにも読ませたいと思う。 -
本にも書いてあったけど、いじめは限界が来る前に逃げてください。余力があるうちに。
自ら命を絶とうとしないでください。生きてさえいれば学校や職場に行かなくてもいい。と声を大にして言わせてください。
いじめに直面した雄哉、その親友で最初にいじめられていた庄司、図書委員会の先輩で復讐プランナーの山田さん。
この3人を中心に、「いじめられたらどう対処する?」という、復讐プランを作っていく物語。この後どうなったのかとか、もっと長く読んでいた感はあったけど、山田さんの言葉に沢山救われた。
いじめの当事者だったら「そんなことできない」「とにかく現実を変えられる方法を教えてくれ」って思うかもしれないけど、山田さんの言葉は的を得てるから、復讐ノートと白ノート、結構いいと思います。 -
いじめる側の心情も分らんこともない
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自分がいじめられた時にどう対処するか。本作はそれがテーマとなっている。
もちろん小説なので「復讐計画」などという大それた展開となっているが、実際はそんな風にはいかない。ただ、本書を読むと、どのように対処すればいいのかが少しは見えてくるのかもというような気もしてくる。語り口も軽快で読みやすいので、一読してみることをお勧めする。
復讐プラン作りについて触れられている本編「復讐プランナー」と、実際にプランを実行したらどうなるのかを描いた書下ろし短編「星空の下に」が収録されている。 -
両親亡き後、長女と次女に育てられた長男坊も中学生。だがある悩みから美味しいはずのご飯も咽喉を通らない。ため息から長女に追及され……。ちょっと変わったいじめ対策のお話ですが、構成も変わってますね。
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「今、おまえらに一番大切なのは、落ち込んで泣くことでも、怒りまくって何かに八つ当たりすることでもない。冷静になることだ。冷静沈着。頭を冷やして考える。そうしないと、相手のペースにはまって、ますます追い詰められていくだけさ」(山田先輩)
中学生のいじめが題材。
前半はこれからってとこで終わって拍子抜けするけど、簡単に解決はしないのだろう。と納得。
後半はスッキリ面白かった。 -
いじめが主題なのに、重くなり過ぎない。
こんなプランナーがいてくれると安心かもしれない。
親に言えないことを自分たちだけで解決して大人の階段を上っていく様子が頼もしい。
まさかの展開、そして続編。
更なる続編も読んでみたい。
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中学校に入ってまもなく、突然いじめられる日々がはじまった雄哉と章司。怒りと悔しさに立ちすくむ二人の前に、「復讐計画を考えるんだ」と誘う不思議な先輩が現れたーー。あさのあつこが贈る、生き抜くための青春小説。その後のプランナーたちの活躍を描いた、描き下ろし続編「星空の下に」を特別収録。