仝: selected lectures 2009-2014 (河出文庫)

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著者 : 佐々木中
  • 河出書房新社 (2015年2月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309413518

仝: selected lectures 2009-2014 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 表紙と帯(カントになるか、さもなくば革命だ。)がシャレオツだったから買った。作家であり哲学者でもある著者の講演集。本文に「煽りは大嫌い」と言うだけあって? 思ったより過激な主張はなく、ニーチェ等の書物に真摯に向き合う印象。
    死と終末論に関する初めの二章は割合わかりやすかったが、以降は現代の社会問題を多分に含み、少々難解に感じた。おそらく私が現実に興味を持たずに生きていて、現状に疎いからだろう。いやでも、そんな自己完結した夢想の中で腐ってるような人間でも読み物として楽しめて、且つ「現実って思いの外深刻で、暢気に腐ってられないや」と薄目を開けさせる力はあった。目覚めたと言うほどではないし、安易に目覚めた、なんて言う輩ほど胡散臭いものもないので、薄目程度。
    「一回読んでわかる本なんて大した代物じゃない」そうなので、恥じることなく「一読ではわからなかった」と言いながら、再読しましょう。

  • 死を前にして倫理を保つ術について語られる。歴史上、宗教の要請の重要な部分はそこにあったことや、死と救済と倫理の関係もキリスト教や仏教を具体例として説明される。本書では倫理を保つために、倫理が崩壊する前提としての死を無いことにしている。それこそ宗教並みのトリックだと思う。なんとなくそう思っている人でも、あまりに初歩的な独我論ぽくてちょっと恥ずかしい。人前では言えない。まるで、死というゴールへの道はアキレスと亀のように無限に分割可能であることを語っているかのようだ。もう少し私のような臆病者でも語れるように、時間の分解可能性よりも方向性を批判しては如何だろうか。必ずしも時は死に向かっていないとしたら。そんな話を聴いて見たかった。

  • 2015/3/4

  • 佐々木中を「気持ち悪い」と言う友人もいる。それもわかる。だって彼の書く小説はナルシスティックで気持ち悪く、読むに耐えないから。古井由吉の改悪模倣だとも言える。
    けれどもやはり、彼が芸術的実践から離れるやいなや、読ませるのである。いっそのこと、行動派哲学者を自称したらどうか。

  • 『アナレクタ』シリーズは3巻まで既読だったので前半部分はほとんど読み直しなのだけれど、まあ案の定内容はほぼ忘れていたw
    語りおろしの新収録のものは、イマイチ響かず。
    今回は講義録ということだけれども、論文をまとめたものも出してほしい。

    それにしてもなんでこんなタイトル?

  • 『アナレクタ・シリーズ』の四冊から筆者が単独で行った講演のみ再編集文庫化し、新たに二〇一四年秋に行われた講演「失敗せる革命よ知と熱狂を撒け」を付した、文字通りのヴェリー・ベスト。

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