- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309413549
感想・レビュー・書評
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世にも奇妙な物語っぽさがあった。
人間のおかしさが、それぞれの短編で気持ち悪く、恐ろしく、面白く描かれていて楽しめた。
あんまり綿矢りさっぽくないかな?と思ったけど、憤死は綿矢りさの文章の面白さが出ていたかな。
トイレの懺悔室はまじでホラー。 -
いろんな意味でゾッとして楽しかった。
たしかに「憤死」ってすごい言葉。映像で見たわけじゃないのに怒りのダンスの映像が頭から離れない。 -
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自分好みの全体的に少し後味の悪い、人間の負の部分に焦点を合わせた話が多かった。特に「トイレの懺悔」は人の狂気じみた一面が強調されていた。まるで実体験のように書かれた「おとな」も同様、消化不良な気分にしてくれた。もう少しポジティブな終わり方の「憤死」も好奇心とマウントで出来た表面的な友情の描き方が良かった。
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3.5
トイレの懺悔がぞっとしたーーー!
憤死については、うん、わかるわかると。そういうのに似た子いたなーっとか、悪いけどお菓子もらいに行く感じとかわかるなーっと -
なんか不思議な奇妙なお話!
綿矢りささんすげー -
数ページ読んだだけで「綿矢りさ、恐るべし…。」ってなった。
すごく若く芥川賞取って話題になってたから名前は知ってたけど、著書読むのは初めてで。
文章が、めちゃくちゃ饒舌でもの凄く上手い。不思議とすんなり飲み込めるというか、似たような経験した訳でもないのに何故か分かる。とても分かる。
この短編集、ぞっとする話ばかりですごく好み。トイレの懺悔室なんてヤバいよ(←語彙力 笑)
で、この表紙はウケ狙いかなにか?
こんなに本の内容を表現してない表紙も珍しいな。可愛いもの散りばめてピンクの丸ゴシック体で「憤死」って…‼︎
2021.5.28 読了 備忘録
この後、綿矢りささんの著書を何冊か読んでこの本は綿矢りさ的には異色の本なんだと気付いたけど、私の中ではいまだに綿矢りさの最高傑作はこれだと思ってる。今のところ。 -
フツーだった