イルカは笑う (河出文庫)

  • 101人登録
  • 3.35評価
    • (0)
    • (10)
    • (7)
    • (3)
    • (0)
  • 12レビュー
著者 : 田中啓文
  • 河出書房新社 (2015年9月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309414003

イルカは笑う (河出文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 表紙のイルカが可愛くてジャケ買い。

    まあまあ自分はシニカルな話が好きだと
    自負していたのだけれど、
    この短編集のシニカルかつブラックなユーモアには
    正直ついていけなかった。

    所々当て字的なダジャレ(地口?)も多いのだけれど、
    元ネタがわからないのが多数。
    洋画邦画好きにはツボに入るのだろうか。

    全体的に自分には合わなかったなぁ。
    「まごころを君に」「あるいはマンボウでいっぱいの海」
    といった落語的な作品に出会えただけでも良かった。

  • ちょっと雑な話もあったけど楽しかった。
    ゾンビシェフの、筒井康隆っぽいな〜と読んだら、
    ぽいのね。
    イルカのオチの笑い、良かった。

  • ダークで脱力な短編集。
    後味悪かったり、小ネタが多かったり、
    皮肉たっぷりだったり、大人味を各種取り揃えてあります。

  • 文庫にしては高い本読んでるねと言われたがこの値段でこのジャンルの多さは最早お得じゃない?とお言葉を返したい。
    オタク文化に救われる地球やゾンビと戦う料理人。ギャグ多めかと思えばシリアスに終わるものもあり何とも忙しく楽しい短編集でした。

  • 「本能寺の大変」やら「屍者の定食」やらといったタイトルから窺い知れる通り、実に脱力するSF短編集。頻出するグロテスクな描写もやっぱり著者ならではだなあ。
    しかし一作目の「ガラスの地球を救え!」ではうっかり感動しそうになってしまった。ううん好き。

  • シュールなSF短編集。
    どれも一抹の後味を残す佳作ばかり。
    タイトルの「イルカは笑う」はそうなんだろうなというオチだけどオチに至るまでの運びが良い。

  • SFとホラーを中心とした、パロディ・ギャグ小説。
    同作者の他作品でホラーな雰囲気の中、描写がギャグ調に感じられてサメた事があったが、ギャグを中心にしたら寒い。後半の少しギャグ調が抜けた作品は良かった。

  • カオス

  • +++
    最後の地球人と地球の支配者イルカの邂逅「イルカは笑う」、倒産した日本国が遺した大いなる希望「ガラスの地球を救え!」、ゾンビ対料理人「屍者の定食」、失われた奇跡の歌声が響く「歌姫のくちびる」…感動・恐怖・笑い・脱力、ときに壮大、ときに身近な12の名短編。日本人よ、これが田中啓文だ!
    +++
    表題作のほか、「ガラスの地球を救え」 「本能寺の大変」 「屍者の定食」 「血の汗流せ」 「みんな俺であれ」 「集団自殺と百二十億頭のイノシシ」 「あの言葉」 「悟りの化け物」 「まごころを君に」 「歌姫のくちびる」 「あるいはマンボウでいっぱいの海」
    +++

    SF&ホラーテイストといういささか苦手なジャンルではあり、グロテスク極まりない描写には一瞬立ち止まらざるを得なかったが、それでも田中啓文ここにあり、という物語であふれている。近未来のものは特に、捻りが効いていて、背筋がぞっとするほどである。元ネタを知っていても知らなくても愉しめ怖がれる一冊である。

  • ショートショート「まごころを君に」のオチに笑った。いかにも落語のオチで、とぼけた感じがいい。言うまでもなく、「まごころを君に」は「アルジャーノンに花束を」の映画化で、クリフ・ロバートソンがアカデミー主演男優賞を受賞した作品の邦題。
    シリアスな「あの言葉」とホラーの「歌姫のくちびる」も良い。バラエティに富んだ短編集だが、ショートショートのおかしさが個人的には好み。ショートショートだけの作品集も出してください。

全12件中 1 - 10件を表示

田中啓文の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェイムズ・P・...
恩田 陸
アンディ・ウィア...
米澤 穂信
宮下 奈都
有効な右矢印 無効な右矢印

イルカは笑う (河出文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

イルカは笑う (河出文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

イルカは笑う (河出文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする