ユングのサウンドトラック: 菊地成孔の映画と映画音楽の本 【ディレクターズ・カット版】 (河出文庫)

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著者 : 菊地成孔
  • 河出書房新社 (2015年9月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309414034

ユングのサウンドトラック: 菊地成孔の映画と映画音楽の本 【ディレクターズ・カット版】 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 単行本でも読んではいたが、加筆修正等盛りだくさんということで購入。

    ゴダール映画に対するサウンドトラック視点での分析など、著者の素養を存分に活かした文章は他の映画批評本とは一味二味違う読み応え。

    2014年にインターネット界隈でひと盛り上がりした「セッション」をめぐる論評の一部も収録。町山氏とのやりとり含めリアルタイムで読んでいたが、例え作品のdisであったとしても映画そのものに対する愛や敬意があるからこその文章と思いであることは明確である。
    映画好きも音楽好きも楽しめる一冊。
    (作中ではフロイトへの言及はあるものの、ユングは特に引き合いに出ていないような気がするけどこの辺はそもそも自分に前提知識がなさすぎるため、判断できず。)

  • 菊池成孔による映画や映画音楽に関する論考・エッセイを集めた一冊がようやく文庫化したので購入。前半は彼が最も敬愛するジャン=リュック・ゴダールについて、後半は様々な監督の個別作品について書かれている。

    映画においては映像に対して従属的な存在として扱われがちな音楽に特化し、特異な音楽センスを持つゴダールに関してペダンティックに叙述される文章は、映画にそこまで詳しくなくゴダールの作品を見たことない自分が読んでもそれなりに面白いと思える(ここに出てくる作品で見たことがあるのは、クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」だけだった。確かにあのエンディングでのイーストウッドの歌はヤバすぎた)。

    文庫版ではおまけとして、映画評論家である町山智浩(脚本を担当した「進撃の巨人」という、和田アキ子と鬼束ちひろが「今から殺し合いをしてもらいます」とかいう映画のことはもう忘れて、評論家としての活躍をこれからも期待したい)との論争で話題になった「セッション!」のレビューも収録。本書の二作目では、この論争に関する全文も大幅に加筆修正されて収録予定とのことなので、少しだけ楽しみではある。

  • ジャズ・ミュージシャン菊地成孔の映画批評本。その半分以上を松本人志、ゴダールを中心にした批評。また文庫特典として映画評論家 町山智浩との映画「セッション」を巡る騒動の元となった批評が秀逸。

  • 気鋭のジャズ・ミュージシャンによる映画と映画音楽批評集。松本人志作品評のコンプリートのほか、あの論争の発端となった『セッション』『バードマン』評までを収録したディレクターズカット決定版!

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