須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫)

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著者 : 須賀敦子
  • 河出書房新社 (2006年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309420523

須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 須賀敦子 「ヴェネツィアの宿」「トリエステの坂道」など 河出文庫 全集2

    異国の地での 留学生活、父、母、妹、夫、夫の家族との日常の一場面を 文章にした本。

    「トリエステの坂道」再読
    亡き夫が愛したサバ、サバが愛したトリエステ を著者が旅するエッセイ。サバを理解したくて自らトリエステの坂道を歩く。ウィーンとフィレンツェの2つの文化の合流点としてのトリエステに 2つの世界を見出す。

    「フィレンツェ 急がないで 歩く 街」
    フィレンツェの街を 急がないで歩くことで、フィレンツェの建築を体で理解できる。本に書いてあることが 立体感を持って頭に入る

  • やっぱり須賀敦子さんの文章が大好きだ。

    これも秋の旅行中イタリアで読みたいと思って買って持っていったもの。適当に何編かは旅行中読んでいたが、今回は全編通して読んだ。
    「ヴェネツィアの宿」も「トリエステの坂道」も本棚をちゃんと探せば既にあったと思う。大好きと言いながら、行方不明とは。今回の文庫はさっと取れるわかりやすいところに置いておこう。

    読んでいる間中、またイタリアに行きたいという思いが襲ってきて、まいった。

    須賀敦子さんを知ったのは、ひょっとしてお亡くなりになったときだったのかもしれない。そして、それを機会に出版されてたものをどんどん読んで、一番好きといってもいい作家になった。

    すでに失われたものばかりが書かれている。
    もう2度と戻らない日々、大切な人と過ごした時間、土地。
    どんなに大事なものも、いとおしく思うものもすべて失われる。
    その時には気づいてなかったのに、失われてからわかる大切な時間。
    そのことが丁寧で優しく繊細に書かれているから、こんなにも惹かれるのか。
    大切に大切に思うからこそ、すばらしい表現となって、こんなに心を打つのか。

  • 第2巻は『ヴェネツィアの宿』『トリエステの坂道』『エッセイ/1957〜1992』を収録。
    偶々なのかもしれないが、全編を通して『死』『喪失』、そして『家族』が重要なテーマとなっている印象を受けた。

  • 何と言ったらいいか、特別の空気が、静かな時間が流れる文章だ。
    一文を読み終えると、「次はどんな人のことがどんな街角の風景として語られるのだろう」と、楽しみがつながる。
    ただ、後半のエッセイなる章に入ると趣きは一転して、ただ普通の随想文がでてきて面白みに欠けるところが残念。

  • ヴェネツィアの宿 トリエステの坂道

    トリエステの坂道を上りながら、ウンベルト・サバを追っていく様子。
    熱くて、偶然訪れたトリエステの町を思い出しながら、
    須賀さんがどんな感じであの町を旅したのか、、、、想像をしてみる。

  • なんと衒いのない誠実な文章か。スノッブに堕さず、育ちの良さがにじみでている。キリスト教と日本的精神が、須賀敦子のなかで対立することなく両立している。読んでいて気持ちがいいと思える文章に、久々に出会えた。新しい作品を読めないことを、ほんとうに残念に思う。

  • 単行本「ヴェネツィアの宿」、「トリエステの坂道」の他、著者が’57から’92にかけて発表した単行本未収録エッセイを所収。

  • 「ヴェネツィアの宿」「トリエステの坂道」と、1957〜1992のエッセイ24本を収録した全集第2巻。
    静謐な文体はそのままに、イタリア、日本をそれぞれ舞台としたどこか懐かしさの溢れてくるような風景を描き出している。

  • このひとの紡ぐ文章の多くはトラジディであるように思えるけれど、なにかが違う。それがよくわからない。ということを考える。もっともっと長い時間を積み重ねていかないと、わからないのか。でもこのひとの文章を読んでしまった。どうすればいいのか。

  • 第1巻はコルシア書店で知り合った人たちの話題がほとんどだったけど、この巻では家族の話題が主でした。前半は両親を中心とした自分の家族。後半は結婚した旦那さんの家族やその親戚。すごく良いとかおもしろい、というわけでもないけど、良いですね。。。

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須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫)の作品紹介

「ヴェネツィアの宿」-はじめてつづられる少女期の記憶。孤独な留学時代と、遠い日の父の思い出。「トリエステの坂道」-夫が愛したサバ。サバが愛したトリエステ。鮮やかによみがえる懐かしい人々の肖像。「エッセイ/1957〜1992」-イタリアで暮らしはじめた頃など、二十歳代からのエッセイ24本を収録。

須賀敦子全集 第2巻 (河出文庫)の単行本

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