路上 (河出文庫 505A)
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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
アメリカをずーっと旅してる気分になれた。あらゆる場所を旅してゆくので、一向に終わる気配がなく、退屈といえば退屈で、それがまたあてもなく旅してる気分になれて、読み終わる頃には寂しくさえ思えた。ある夜、車をとめて、夜の路上に、車のボンネットにひっくりかえっている描写が、その瞬間を切り取った臨場感にあふれていて、そこを何度も読み返してどきどきしたのを覚えています。ビートニク時代のアメリカ文学が私は好きなんだなと、後で調べてわかりました。印象深い本。
<50年代のアメリカ。青年サル・パラダイスはディーン・モリアーティに導かれ、西部へ放浪の旅に出る・・・> ビート・ジェネレーションのバイブル、“On The Road”の福田訳。 「ビートジェネレーション」とは既成の価値―物質文明、体制、権威など―をふきとばし、 新しい価値観を求めた人々のことであり、そのような文学を送り出してきた文学世代のこと。 ヘミングウェイやフィッツ... 続きを読む »
ジャニス・ジョプリンの歌声を聞きながら読むべき。放浪生活は話として聞くよりも実際のところはもっとしんどいものなんであろうという気がする。小説としてはおもしろい。この小説は、ドゥルーズがやたら評価したし、村上春樹も『スプートニクの恋人』で登場させている。個人的には、ケルアックその人というよりは、ケルアックが他に与えた絶大な影響、その影響それ自体がおもしろいと感じる。あるいはそれは、時代性とか、そういう言葉で表現できるのかもしれない。反社会的で非政治的。
映画『Across the Universe』でもケルアックについて苦々しく語るおじさんが出てきて、そのシーンが何故か好き。「最近はやってるジャック...ジャック何とか」。ジャック・ケルアックです。小説と併せて、この映画もおすすめ。
ビートニクと言われる一派、ケルアックの作品。
タイトルの通り、主人公の放浪する様子を描いたもの。その様子はめちゃくちゃなので、自分と重ねる部分は一つもないけれど、なんか好き。
旅の移動中とかに読みたい一冊。通勤途中とかではなく。
山小屋の従業員用の本棚にあったので、読んでみる。 アメリカの50年代とかそのくらいのおはなし。 主人公と、その友人ディーンの数回にわたるアメリカ横断旅行のお話だ。 このディーンという男が素晴らしい。 彼はとても育ちが悪い。正にワルなのだ。ジャズの時代のアメリカのワルだ。(ジャズの中でもビバップあたりの時代。クールジャズなんてまだまだ来ない時代だ)そして、マリファナ。浮浪者... 続きを読む »
読むに読んだが、あまり印象に残らなかった一冊。旅を続けていく道中も何か特別なことがおこるわけでもなく、ファンタジーがあるわけでもなく。もう少し時間がたってから、また読んでみると印象が変わるだろうか。
人生に迷ったある日、ある先輩から「読め」と言われた。さらに人生に迷った(笑)。ビートジェネレーションの代表作。ある者は言った、「彼らは人生を、路上に車輪で書いている」。紀行的小説ゆえのリアルさと爽快感を含み、答えは「人生なんでもあり」かな。
U.F.O (United Future Organization)つながりで接触。結局、ファッションとしてのビート・ジェネレーションで、音楽しか残らなかった。私の場合は。
この作品がビートやヒッピーたちのバイブルと言われる所以が、ページの 隅々から伝わってくる。 1950年代のアメリカ。のちにビート・ジェネレーションと言われる若者たち の自由で愉快で孤独な放浪の旅。 スピード、セックス、モダン・ジャズ、ドラッグ・・・。 これといったストーリー性があるわけでもない、垂れ流しのような日常と非 日常が交差する路上生活の物語である。 ... 続きを読む »
ストーリーとかは別にない。全編に横溢する[自由]を感じながら読みたい本。行間や背景にある、社会的に縛られていない事の自由さと不安さを意識して読むとき、脈絡が無いように思えるエピソードは現実の経験以上のリアリティを持ってくる。
自由に憧れながら、対極にある生活を送る人には、何かしら感じられる本です。
アメリカの大地。若いながらの世の中への反発、欲望、苦しみ、そんな本能を旅に重ね、なにかを追い求める若者にスポットを当てたストーリー。アメリカに何かを求めたいと思うそんなあなたにお勧めな1冊!
出てきた、見つかった!って、貸していたつもりでそのまま(たまにあります)古い棚に差し込んでおいただけでした。河出文庫『オン・ザ・ロード』と並べて愉しんでみます。いま現在にて愉しめるか否か、そういった吟味も含めて、かなり楽しませてくれているので、無条件大甘☆5つ。……にしても、このカヴァーイラスト、アリだな……。
ケルアック“On the Road”の旧訳。しかも、青山訳が文庫になってるし(笑)。こちらは私のガキ時代の大人イラスト筆頭、鈴木英人さんの装丁で、ジャケ載せです、はい。鈴木さんはイラストに色を塗ってるんじゃなく、カラーフィルム(もう少し厚いプラスチックだったかもしれない)を貼って着色してらした、というのも聞いて新鮮でした。
きっかけは好きなアーティストが十代の時に影響を受けた本に
あげていた、という単純なものだったが
当時の日本ではまだ今ほど超メジャーな作品ではなかったと思う。
私にとっては読了直後よりは、ふと思い出したように
じわじわと感じいることが多かった。
にしてもこの表紙は…。
学生時代からだったか、いつかは読もうと思っていた作品で期待も高かったのだが、本作品は近年まれに見る異常なほどの退屈さであった。
それには、いくつか理由があると思うのだが、その大きなものとしては、「訳が古い」ということではないだろうか?回りくどい文章が脳への浸透をさまたげていたように思う。そして自分としては、おそらく何かブコウスキー的なものを期待していたのかもしれないが、内容もさほど魂に響くこともなく、何せ、先を読もうという楽しみが全くと言ってよいほどに持てず、そして1ページ前の内容さえ思い出せない。要するに心に入ってこないのだ。楽しいはずの小説の時間がちょっと苦しかった。
何が一番面白かったかと言えば、皮肉なことに「あとがき」に、ウィリアム・バロウズやらアレン・ギンズバーグとの交遊録みたいなものが描かれていて、それに興味が沸いたことであった、ということである。

読んでる途中だけど、とりあえず言いたい。昨日ドストエフスキー読んで、今日ケルアックを読んでいるわけだが、この落差といったらすごい。文学部から政治学、あるいは戸山キャンパスから本部キャンパスへと生活の...





