O嬢の物語 (河出文庫)

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  • 河出書房新社 (1992年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461052

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O嬢の物語 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 最高の恋愛小説じゃないですか。
    O嬢の物語でO嬢の告白視点のはずなんだけど、極力O嬢の感情は排していて、虐待を加えられるシーンなんかは肩すかしするぐらいシンプル。
    O嬢がそこまでする(される)動機を「愛してるわ」以外で語らないのが素晴らしいと思います。
    しかし最後がなぁ。
    なんとなくみんなに軽蔑されている風に終わっていたけれど、もっとなんていうか物になってほしかった。
    軽蔑の対象は人間だけでしょう?
    Oを是非軽蔑の対象にすらならない状態にしてほしかったです。

  • 所有される悦び。

    小説が風俗に影響を与える。
    唇と膝を閉じてはいけない。

  • Pauline Réageが1954年にジャン=ジャック・ポーヴェール書店より刊行した小説。1975年に映画化され、ポルノだと思っている人が多いと思いますが、原作小説についてだけいえば、官能小説ではありません。サディスティックな描写、マゾヒスティックな描写、ホモセクシャルな描写やレズビアンな描写などもありますが、主人公Oの心理描写が大半を占めており、そういう部分を期待して読むとがっかりします。この心理描写が、とても細かいのでもの凄く生々しく、感覚を刺激してきます。澁澤龍彦の訳はさすがだと思いました。

  • 日本は物に神様が宿るというけれど、物体と化すことで神性が宿るのかしらと思いました。

  • 抜けないエロ小説。

    澁澤龍彦氏は「これは決して風俗小説ではない」と解説に書いてましたが、読んだこちらとしては「これは決して風俗小説ではないとは言わせない」と言いたいところ。
    消費者の何割かはそういう読み方したでしょ。
    女神のヌード絵画に対して「これは神々しいものだ」との大義名分を掲げ、その実イヤラシイ絵を楽しんでいた時代があったように、O嬢の物語に対して文学としての蘊蓄を掲げつつもエロ本として消費した人はいたはず。
    いないとは言わせない。
    もちろん悪い事とは言いません。

    最後は削って大正解ですね!

    11.03.18

  • O嬢は恋人ルネのせいで鞭打ちなど苦痛を与えられますが、それでもルネを「愛してるわ(p47)」と本音で言います。

    彼女は“拷問という観念を愛し”、“拷問が終わったとき、彼女はそれに堪えたことに満足をおぼえ、しかも、拷問が残酷で長ければ長いほど、より大きな満足をおぼえる”(p205)のです。

    そして“ルネがOに自由をあたえているということ”を障害と感じ、Oは“自分の自由を呪わしく思って”(p145)います。

    残酷な拷問を受け、服従し、奴隷として身をささげることに満足をおぼえるOに、なかなか共感はできませんが、そういった幸福の存在をまざまざと感じる物語でした。

  • 購入

    かなり昔に読んだきり。
    洋梨の皮の汁を使ってたのが印象に残ってる。

  • O嬢が恋人のルネにロワッシーへ連れて行かれるところから物語は始まる。鞭の痛みと恐怖、身体を乱暴に扱われ服従を強制される苦痛、そして歓び。其処には他人に自身の全てを捧げる高貴な女性の精神が描かれているように思われるのだ。奴隷状態の快楽が文章から全面に溢れており私は美しい姿の彼女たちに景仰の念を抱いた。

  • 世界各地で絶賛されているようですが、私には合いません
    被虐主義と加虐主義、どちらも縁遠いようです

    さほど驚きが少なかったのは私の心が澱んでいる所以でしょう。


    とにかく和訳は読みにくい!
    今後はあまり手を出したくないです

  • 作者は女性が憎いのか、はたまたO嬢のような女性に憧れていたのか。

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