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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309461519
感想・レビュー・書評
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『ユダヤ人の家』の登場人物は極めて少ない。
その家に住むユダヤ人と通りすがりのユダヤ人いずれもアバンという名前を持つふたり。
労働者のダヴィッドとサバナ。そして姿を見せることもない絶対的権力者のグランゴと終盤に現れるダヴィットの妻。
寒い夜のこの物語にはさまざまなメタファーが配されているが、ユダヤ人問題に関する思想的根拠の掌握や時代との協調性を身をもって体験していない読み解きは日本人で知識不足の私のようなものには難しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人にはわからない。『破壊しに、と彼女は言う』しかり、『ユダヤ人の家』しかり、ユダヤ人に対する感覚や知識をまったく持っていないことを痛感させられる。ただ、プルーストを読むにしろ、ユダヤ人の問題を避けて通ることはできないから、どこかで勉強する必要がある。
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この本ね、原題の『アバン、サバナ、ダビッド』の方がしっくりくると思うの。
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