石と笛 第1部 (河出文庫 ヘ 4-1)

  • 河出書房新社
3.27
  • (0)
  • (3)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461717

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この作品は、聞き耳という名の主人公がさまざまな試練を経験していくビルドゥングスロマンだが、他のジュブナイル小説やライトノベルとは趣が違い、人生の苦い味わいが伴う物語となっている。そのため、子供の為の教養小説という位置づけにもかかわらず、大人の読書に十分耐える読み物となっている。
    てか子供の時に読んだらこんなラストは納得できなかったかもしれない。

    作者がこれはファンタジーではなくメルヘンなのだ、とかたくなに主張するこの「石の笛」は、ファンタジー読みにとっては上級の味わいを持っているにもかかわらず、埋もれてしまっているきらいがある。残念な話だ。

  •  1997年6月14日購入

  • ファンタジーではなく「メルヒェン」なところに美学があーる。
    なぜか表紙を安彦御大が。

全3件中 1 - 3件を表示

ハンス・ベンマンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×