ファニー・ヒル (河出文庫)

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制作 : John Cleland  吉田 健一 
  • 河出書房新社 (1997年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461755

ファニー・ヒル (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  娼婦が主人公で性描写がたくさん出てくるけれど、鬱々とした湿っぽさはなかった。好奇心をもって一つ一つ性の世界を開拓していく主人公が朗らかなので悲壮感を感じさせない。また、主人公たち娼婦を住まわせる雇い主側の、性風俗界で働く者としての矜持みたいなものも興味深かった。

  • ファニーがまだ19歳であることに驚きを隠せない。わいせつ本かどうかで裁判になったらしいが、むしろ抑え目な巧みな比喩であり、そんな感じはしなかった。幸福をつかんだのが良かった。

  • 図書館で。なんかでタイトルを聞いたことがあるような気がして借りてみました。
    この本が出たころには結構センセーショナルな本だったんだろうなあとは思うけれどもなんかきれいごと書いてるなあって感じの本でした。

    お金で男性に囲われる女性が自分を卑下せず楽しく暮らしていって結局愛した男性が戻ってきて彼なりに彼女の生き方を理解してくれてハッピーエンドって…なんかありえなさそう。というか美男美女と若い人しか出てこないのがさらに胡散臭い。まあ彼女はめちゃめちゃ運の良い方だったという事なのかなあ。簡単に言うと。
    とりあえず最後どうなるのかなあと思いながら読みましたがナンダカナーって感じでした。
    まあでも愛してるダンナと愛もなく仕事と割り切って行う行為は違うと書いているのは男性にしては女性的なものの見方なのかな、なんて思ったりもしました。

  • [ 内容 ]
    十五歳の少女ファニーはロンドンへ出ると、そうとは知らず娼婦の世界に足を踏み入れる…十八世紀のイギリス社会を背景に様々な性の遍歴を重ねて成熟してゆく美しい娼婦の告白記。
    性行為のよろこびをこれほど優雅に、力強く、かつやさしく描いた小説はほかにはない、とまで評されている禁断の名著を、吉田健一の流麗な訳文でおくる無削除完訳版。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • エロティックな書簡体小説……ではあるのだが、これがかつて『ワイセツ文書』扱いだったというのは、現在の感覚からすると少し驚く。『ワイセツ』の定義も時代とともに随分変わったのだと実感した。

  • 罪悪感を持たない女。

  • 一応波乱万丈な運命を辿る主人公だが、上手く乗り切り悲惨な感じはしない。性の喜びをストレートに美しく書き上げてあり、現代ならば好感をもって評価されよう。

  • 所謂好色本だが、純文学である。娼婦の世界を言語で表現すればこうなるのであろうが、著者の手になる他の作品を知らない。著者の文才が惜しまれる。尚、一度映画化されたという記憶がある。

  • 「ファニー・ヒル」(河出文庫) 09/1/20読了。訳者あとがきに『千夜一夜』の話が出てくるけど、お風呂に入ってぼーっとしているときに「なるほど!」と思った。吉田健一の翻訳のおかげで、人間って素晴らしいと思える。

  • 18世紀ロンドン。15歳のファニーは騙されて娼婦にされてしまうが…。長らく猥本として発禁・規制されていたものですが、現代人から見れば、性と愛のありようを歌い上げたものとして興味深い。

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